土質基礎工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 土質基礎工学
科目番号 0099 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:地盤工学(桑原文夫、森北出版、2015.9)
担当教員 小川 信之,鷲見 武富

到達目標

建築物を支える基礎構造の設計方法が理解できるように、以下の項目について基礎的知識を習得する。
①土の基本的な性質
②地盤内の応力
③土の圧密理論
④擁壁の設計方法
⑤直接基礎の設計方法
⑥杭基礎の設計方法
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1土の基本的な性質に関する課題を8割以上の正確さで解くことができる。土の基本的な性質に関する課題を6割以上の正確さで解くことができる。土の基本的な性質に関する課題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目2地盤内の応力に関する課題を8割以上の正確さで解くことができる。地盤内の応力に関する課題を6割以上の正確さで解くことができる。地盤内の応力に関する課題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目3土のせん断強さに関する課題を8割以上の正確さで解くことができる。土のせん断強さに関する課題を6割以上の正確さで解くことができる。土のせん断強さに関する課題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目4擁壁の設計方法に関する問題を8割以上の正確さで解くことができる。擁壁の設計方法に関する問題を6割以上の正確さで解くことができる。擁壁の設計方法に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目5直接基礎の設計方法に関する問題を8割以上の正確さで解くことができる。直接基礎の設計方法に関する問題を6割以上の正確さで解くことができる。直接基礎の設計方法に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目6杭基礎の設計方法に関する問題を8割以上の正確さで解くことができる。杭基礎の設計方法に関する問題を6割以上の正確さで解くことができる。杭基礎の設計方法に関する問題をほぼ正確に解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
課題および期末試験で以下の項目について評価し、総合して6割以上の正解率に達していること。
①土の基本的な性質
②地盤内の応力
③土のせん断強さ
④擁壁の設計方法
⑤直接基礎の設計方法
⑥杭基礎の設計方法
授業の進め方・方法:
授業は教科書を中心にPPTと配付資料を用いて行うので、各自学習ノートを充実させること。また、例題や演習課題には、積極的に取り組むこと。
(事前準備の学習)建築の基礎的学習内容を復習しておくこと。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。
成績評価に教室外学修の内容は含まれる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建築基礎構造概論 建築基礎構造の概略を理解できる。
(教室外学修・事前)建築の基礎的学習内容を確認して学習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)建築基礎構造の概略を復習する。(約2時間)
2週 地盤調査
(ALのレベル C)
地盤調査の概略を理解できる。
(教室外学修・事前)地盤調査の概略を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)地盤調査の概略を復習する。(約2時間)
3週 土の基本的な性質(1) 土の特徴と構成が理解できる。
(教室外学修・事前)土の特徴と構成を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)土の特徴と構成を復習する。(約2時間)
4週 土の基本的な性質(2)
(ALのレベル C)
土の物理値が算出できる。
(教室外学修・事前)土の物理値を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)土の物理値を復習する。(約2時間)
5週 地盤内の応力(1) 地中に働く応力と間隙水圧が算出できる。
(教室外学修・事前)地中に働く応力と間隙水圧を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)地中に働く応力と間隙水圧を復習する。(約2時間)
6週 地盤内の応力(2)
(ALのレベル C)
浸透力と限界動水勾配が算出できる。
(教室外学修・事前)浸透力と限界動水勾配を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)浸透力と限界動水勾配を復習する。(約2時間)
7週 土中の水の流れ
(ALのレベル C)
土中の水の流れが理解でき、透水量や透水係数が算出できる。
(教室外学修・事前)透水量や透水係数を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)透水量や透水係数を復習する。(約2時間)
8週 粘土の圧密
(ALのレベル C)
圧密沈下量と圧密沈下時間に関する係数が算出できる。
(教室外学修・事前)圧密沈下量と圧密沈下時間に関する係数を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)圧密沈下量と圧密沈下時間に関する係数を復習する。(約2時間)
4thQ
9週 土のせん断強さ
(ALのレベル C)
土のせん断強さが算出できる。
(教室外学修・事前)土のせん断強さを予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)土のせん断強さを復習する。(約2時間)
10週 極限土圧(1) クーロンの主動土圧と受動土圧が算出できる。
(教室外学修・事前)クーロンの主動土圧と受動土圧を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)クーロンの主動土圧と受動土圧を復習する。(約2時間)
11週 極限土圧(2)
(ALのレベル C)
ランキンの主動土圧と受動土圧が算出できる。
(教室外学修・事前)ランキンの主動土圧と受動土圧を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)ランキンの主動土圧と受動土圧を復習する。(約2時間)
12週 直接基礎の設計
(ALのレベル C)
極限支持力と沈下量が算出できる。
(教室外学修・事前)極限支持力と沈下量を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)極限支持力と沈下量を復習する。(約2時間)
13週 杭基礎の設計(1) 極限支持力が算出できる。
(教室外学修・事前)極限支持力を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)極限支持力を復習する。(約2時間)
14週 杭基礎の設計(2)
(ALのレベル C)
極限水平抵抗が算出できる。
(教室外学修・事前)極限水平抵抗を予習する。(約2時間)
(教室外学修・事後)極限水平抵抗を復習する。(約2時間)
15週 期末試験
16週 期末試験模範解答の解説および成績評価の説明、土質基礎工学総論 建築物を支える基礎構造の設計方法が理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
得点率6040100