到達目標
建築技術者が居住環境を論ずる場合、室内環境のみならず、室内環境に多大な影響を与える外部環境に関する知識も必要となる。本講義では、環境に対する幅広い知識を持ち、社会の中で率先して環境問題に取り組むことのできる人材育成のため以下の①~③を目標とする。
①持続可能な社会および地球環境問題に関する知識習得
②地球環境問題に対する社会的取り組みへの理解
③地球環境問題と建築の関係の理解
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地球環境問題の全体像を理解し、解決策を含めた建築設計の資料作成・提案ができる(8割以上) | 地球環境問題の全体像を理解し、解決策を含めた建築設計の資料作成・提案がほぼできる(6割以上) | 地球環境問題の全体像を理解し、解決策を含めた建築設計の資料作成・提案ができない。 |
評価項目2 | 地球環境問題や持続可能な社会の要点を整理した資料作成ができる(8割以上) | 地球環境問題や持続可能な社会の要点を整理した資料作成がほぼできる(6割以上) | 地球環境問題や持続可能な社会を整理した資料作成ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【内容】以下の3つの課題を実施する。
課題1:特定の環境問題の要点を整理した資料の作成
課題2:特定の環境問題の対策を提案する資料の作成
課題3:環境問題対策を盛り込んだ含めた建築設計の資料の作成
【成績】以下の100点満点中の得点率を10段階評価に換算し、最終成績とする。
練習課題と課題1~3の途中経過:25点(各2.5点)
課題1~3:各25点
授業の進め方・方法:
教科書の内容を基に自己学習を行い、資料作成を通じて環境問題等に関する知識を共有する。本授業で学んだ手法を、実験実習のデータ処理や、卒業研究で活かせるとよい。
注意点:
英語導入計画:Technical terms
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
PowerPoint資料作成時の注意事項を理解する
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2週 |
練習課題 |
PowerPointやGoogleスライドの使い方を理解する
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3週 |
課題1:テーマ決定・事前学習 |
取り組みテーマを選択し、教科書から基礎知識を得る
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4週 |
課題1:調査① |
取り組みテーマについて、文献やインターネットを用いて調査する
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5週 |
課題1:調査②、スライド作成① |
調査を続きを行う、調査結果をスライドにまとめる
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6週 |
課題1:スライド作成② |
調査結果をスライドにまとめる
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7週 |
課題2:テーマ決定・事前学習 |
取り組みテーマを選択し、教科書から基礎知識を得る
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8週 |
課題2:調査① |
取り組みテーマについて、文献やインターネットを用いて調査する
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2ndQ |
9週 |
課題2:調査②、スライド作成① |
調査を続きを行う、調査結果をスライドにまとめる
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10週 |
課題2:スライド作成② |
調査結果をスライドにまとめる
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11週 |
課題2のフィードバック |
取り組みの結果をシェアし、環境問題対策について知識を深める
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12週 |
課題3:テーマ決定・事前学習 |
取り組みテーマを選択し、文献やインターネットを用いて調査する
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13週 |
課題3:調査① |
取り組みテーマについて、文献やインターネットを用いて調査する
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14週 |
課題3:調査②、スライド作成① |
調査を続きを行う、調査結果をスライドにまとめる
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15週 |
課題3:スライド作成② |
調査結果をスライドにまとめる
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16週 |
課題3のフィードバック |
取り組みの結果をシェアし、環境問題対策を含めた建築物について知識を深める
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |