概要:
構造系:建築構造部材を構成している種々の素材の力学的性質を載荷実験等により検証し、レ ポートにまとめることにより、より深い知識の 確立と設計に役立てることができる。
環境系:建築環境に関わる身の回りの現象を測 定・検証を行うことで、より深い知識と建築との繋がりについて理解することができる。
授業の進め方・方法:
同一週に構造と環境の2分野についての実験・実習をそれぞれ1回行い、それを 15 週 行う。構造系ではクラスを6班に分け、班毎に下記の課題A~Gについて行う。各実験項目が終了した段階でレポー トを提出する。
環境系ではクラスを6班に分け班毎に実験や測定の他にパソコンによるデータ整理及びグラフなどの 作図を行う。
注意点:
(D-3)100%
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
構造系:(班単位でローテンション。第1班の例) 課題説明1 環境系:ガイダンス、熱電対の作成(ALレベルC) |
構造:各班の実験スケジュールを把握し、課題説明について理解する。 環境:熱電対の原理を把握した上で熱電対を作成する。
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2週 |
構造:課題説明2及び安全教育 環境:実験①熱電対の特性実験(ALレベルC) |
構造:実験課題および安全に実験に取り組むための準備・注意点を理解する。 環境:実験を目的を理解した上で実施する。
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3週 |
構造:課題A:コンクリートの調合と打設 環境:実験①の分析(ALレベルC) |
構造:課題A:事前に調合設計を行ったコンクリートを練り、供試体を打設する。 環境:実験の分析を行い表・グラフを作成する。
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4週 |
構造:課題C:モルタル用骨材の篩い分け試験 課題A:コンクリート強度試験(1週強度) 環境:実験①のレポート作成(ALレベルC) |
構造:課題C:モルタル用骨材の篩い分けを行う。 課題A:コンクリートの1週強度を測定する。 環境:実験のレポートを完成させる。
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5週 |
構造:課題A:コンクリート強度試験(2週強度) 課題B:標準砂の作成(ALレベルC) 環境:実験②:快適性の把握に関する実験 |
構造:課題A:コンクリートの2週強度を測定する。 課題B:標準砂を作成する。 環境:実験の目的を把握した上で実験を実施する。
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6週 |
構造:課題B:モルタルの調合・打設 環境:実験②の分析(ALレベルC) |
構造:課題B:モルタルの調合および供試体の打設を行う。 環境:実験の分析を行い表・グラフを作成する。
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7週 |
構造:課題F:木材、鋼材、アルミ材の曲げヤング 率の測定 課題A:コンクリート強度試験(4週強度)・ 割裂試験 環境:実験②の分析(ALレベルC) |
構造:課題F:木材、鋼材、アルミ材の曲げヤング率を測定する。 課題A:コンクリートの4週強度を測定する。 環境:実験のレポートを完成させる。
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8週 |
構造:課題D:鋼材の引張試験 課題B:モルタルの強度試験(1週強度) 環境:実験③熱伝導・熱対流に関する実験(ALレベルC) |
構造:課題D:鋼材の引張試験を行う。 課題B:モルタルの1週強度を測定する。 環境:実験を目的を理解した上で実施する。
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4thQ |
9週 |
構造:単純梁、ゲルバー梁に生ずる歪みの 測定 環境:実験③の分析(ALレベルC) |
構造:単純梁、ゲルバー梁に生ずる歪みの 測定を行う。 環境:実験の分析を行い表・グラフを作成する。
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10週 |
構造:課題B:モルタルの強度試験(2週強度) 環境:実験③のレポート作成(ALレベルC) |
構造:課題B:モルタルの2週強度を測定する。 環境:実験のレポートを完成させる。
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11週 |
構造:課題B:モルタルの強度試験(3週強度) 環境:実験④温度差換気に関する実験(ALレベルC) |
構造:課題B:モルタルの3週強度を測定する。 環境:実験を目的を理解した上で実施する。
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12週 |
構造:課題G:競技課題準備-1 環境:実験④の分析(ALレベルC) |
構造:課題G:競技課題用の梁を設計し、作成準備を行う。 環境:実験の分析を行い表・グラフを作成し、レポートを完成させる。
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13週 |
構造:課題G:競技課題準備-2 環境:実験⑤照度実験(ALレベルC) |
構造:課題G:競技課題用の梁を作成する。 環境:実験を目的を理解した上で実施する。
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14週 |
構造:課題G:競技課題準備・実験(ALレベルB) 環境:実験⑤の分析・レポート作成(ALレベルC) |
構造:課題G:競技課題用の梁を作成し、強度を測定する。 環境:実験の分析を行い表・グラフを作成し、レポートを完成させる。
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15週 |
構造:課題G:競技課題実験、 後期のまとめ:レポートの返却と講評(ALレベルB) 環境:まとめ、レポート返却と講評
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課題G:競技課題およびこれまでの実験を通して、建築構造に関する知見を深める。 環境:返却されたレポートを確認し、環境工学に関する知見を深める。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 4 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 4 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 4 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建築系分野【実験・実習能力】 | 建築系【実験実習】 | 実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | |
建築に用いる構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)の物理的特性を実験により明らかにすることができる。 | 4 | |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | |
実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | |
構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)によるいずれかの構造形式(ラーメン、トラスなど)の試験体を用い、載荷実験を行い、破壊形状と変形の性状を観察することができる。 | 4 | |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | |
実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | |
建築を取巻く環境(例えば音、光、温度、湿度、振動など)を実験により把握できる。 | 4 | |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | |