構造力学Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 構造力学Ⅰ
科目番号 0144 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:<建築学テキスト>建築構造力学Ⅰ 静定構造力学を学ぶ(坂田弘安他、学芸出版社、2009.12)/参考書:図説 構造力学(小泉武美他、東海大学出版会、2004.3)
担当教員 犬飼 利嗣

到達目標

建築構造の基本となる構造力学について、主に静定構造物を対象として、部材に生じる応力を求める方法を習得する。
建築学科で学ぶ鉄骨構造やRC構造など、構造系科目の基本となる重要な科目であるので、構造力学の基礎を確実に習得することを目標とする。
(1) 力のつりあい意味と計算ができる
(2) 構造物の働く荷重と反力の計算ができる
(3) 構造物の安定と不安定の判断ができる
(4) 単純梁の応力の計算と応力図が描ける
(5) 片持ち梁の応力の計算と応力図が描ける
(6) ラーメンの応力の計算と応力図が描ける
(7) トラスの応力の計算と応力図が描ける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力のつりあいを使った原理に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。力のつりあいを使った原理に関する問題をほぼ正確(7割以上)に解くことができる。力のつりあいを使った原理に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目2荷重と反力に関する問題をつりあい式により正確(8割以上)に解くことができる。荷重と反力に関する問題をつりあい式によりほぼ正確(6割以上)に解くことができる。荷重と反力に関する問題をつりあい式によりほぼ正確に解くことができない。
評価項目3梁に生じる応力に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。梁に生じる応力に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。梁に生じる応力に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目4ラーメン構造物に生じる応力に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。ラーメン構造物に生じる応力に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。ラーメン構造物に生じる応力に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目5トラス構造物に生じる応力に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。トラス構造物に生じる応力に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。トラス構造物に生じる応力に関する問題をほぼ正確に解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。また、参考となる資料を適宜配布するので、自宅学習を充実させ復習に務めること。構造力学の習得においては、問題集を活用して演習を十分に行うことが必要です。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 構造力学Ⅰの内容の確認 授業の進め方
2週 構造力学の計算に必要な数学の復習
3週 力とモーメント
4週 力のつりあい 構造物のモデル化
5週 構造物の荷重と反力
6週 部材の応力
7週 構造物の安定・不安定
8週 前期前半のまとめ
2ndQ
9週 中間試験
10週 部材に働く応力
11週 梁構造物の応力:片持ち梁
12週 片持ち梁の演習
13週 梁構造物の応力:単純梁
14週 単純梁の演習
15週 期末試験
16週 期末試験模範解答の解説および成績評価の説明、梁構造物の応力のまとめ
後期
3rdQ
1週 構造物の応力図の意味
2週 ラーメン構造物のしくみ
3週 ラーメン構造の応力:門形ラーメン構造物
4週 門形ラーメン構造物の演習
5週 ラーメン構造の応力:片持ち梁系ラーメン構造物
6週 片持ち梁系ラーメン構造物の演習
7週 ラーメン構造の応力:3ヒンジラーメン構造物
8週 中間試験
4thQ
9週 後期前半のまとめ
10週 トラス構造物のしくみ
11週 トラス構造物の応力:数式解法
12週 数式解法の演習
13週 トラス構造物の応力:図式解法
14週 図式解法の演習
15週 期末試験
16週 期末試験模範解答の解説および成績評価の説明、静定構造力学総論

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
得点率100100