建築工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築工学実験Ⅰ
科目番号 0151 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 日本建築学会編 建築材料実験用教材(丸善)、最新建築環境工学(井上書院)
担当教員 青木 哲,下村 波基

到達目標

構造系 (1)建築材料の力学的特性の把握 (2)創造性と既往の知識を総合する能力の涵養
    (2)創造性と既往の知識を総合する能力の涵養
環境系  (1)建築環境に関わる事象の計測方法やシミュ レーションによる予測手法の理解
     (2)適切な建築環境のあり方を検討することが できる環境デザイン的視点を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1 構造A~Fの課題で、建築材料の力 学的特性について正確に理解 (8割以上)している。A~Fの課題で、建築材料の力学 的特性についてほぼ正確に理解 (6割以上)している。A~Fの課題で、建築材料の力学的 特性について理解していない。
2 構造Gの課題で、創造性と既往の知 識を総合する能力を発揮(8割 以上)している。Gの課題で、創造性と既往の知識 を総合する能力をほぼ発揮(6割 以上)している。Gの課題で、創造性と既往の知識を 総合する能力を発揮していない。
1 環境適切な計測手法を取り、計測結 果を的確に(8割以上)表現で きる。適切な計測手法を取り、計測結果 をほぼ的確に(6割以上)表現でき る。適切な計測手法を取り、計測結果を 的確に表現できない
2 環境建築環境に関する知識をいか して計測結果を分析した考察 を的確に(8割以上)表現でき る建築環境に関する知識をいかして 計測結果を分析した考察をほぼ的 確に(6割以上)表現できる建築環境に関する知識をいかして 計測結果を分析した考察を的確に) 表現できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
構造系:建築構造部材を構成している種々の素材の力学的性質を載荷実験等により検証し、レ ポートにまとめることにより、より深い知識の 確立と設計に役立てることができる。 環境系:建築環境に関わる身の回りの現象を測 定・検証を行うことで、より深い知識と建築との繋がりについて理解することができる。
授業の進め方・方法:
同一週に構造と環境の2分野についての実験・実習をそれぞれ1回行い、それを 15 週 行う。構造系ではクラスを6班に分け、班毎に下記の課題A~Gについて行う。各実験項目が終了した段階でレポー トを提出する。環境系ではクラスを6班に分け班毎に実験や測定の他にパソコンによるデータ整理及びグラフなどの 作図を行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 構造系:(班単位でローテンション。第1班の例) 課題説明1
2週 課題説明2及び安全教育
3週
課題A:コンクリートの調合と打設
4週 課題C:コンクリート用骨材の篩い分け試験 課題A:コンクリート強度試験(1週強度)
5週 課題A:コンクリート強度試験(2週強度) 課題B:標準砂の作成
6週 課題B:モルタルの調合・打設
7週 課題F:木材、鋼材、アルミ材の曲げヤング 率の測定 課題A:コンクリート強度試験(4週強度)・ 割裂試験
8週 課題D:鋼材の引張試験 課題B:モルタルの強度試験(1週強度)
4thQ
9週 単純梁、ゲルバー梁に生ずる歪みの 測定
10週 課題B:モルタルの強度試験(2週強度)
11週 課題B:モルタルの強度試験(3週強度)
12週 課題G:競技課題準備-1
13週 課題G:競技課題準備-2
14週 課題G:競技課題準備・実験
15週 課題G:競技課題実験、 後期のまとめ:レポートの返却と講評
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000