建築技術者倫理

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築技術者倫理
科目番号 0163 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 電子ファイルを資料として配信
担当教員 下村 波基

到達目標

①技術者倫理とは何か
②建築技術者・設計士はどうあるべきか

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術者倫理とは何か、なぜ必要かが理解できる技術者倫理とは何かと問われた時、8割程度の正答ができること技術者倫理とは何かと問われた時、6割程度の正答ができること技術者倫理とは何かと問われた時、6割程度の正答ができない
建築技術者・設計士はどうあるべきかが理解できる建築技術者・設計士はどうあるべきかと問われた時、8割程度の正答ができること建築技術者・設計士はどうあるべきかと問われた時、6割程度の正答ができること建築技術者・設計士はどうあるべきかと問われた時、6割程度の正答ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 技術者は単にその技術を駆使して科学技術の進展のみを考えればよい時代は過ぎ、常にその技術が社会に与える影響を考えなくてはならない。本授業は、技術者倫理とは如何なるものかを説き、技術者として身を立てる上で如何にあるべきかを自省する契機を与えるものである。
授業の進め方・方法:
技術者倫理に関する授業は、ビデオ教材・プリント等により実施し、適宜内容に即した課題の成果物によりその習熟度を確認する。
また、建設業に永年従事し経験を積んだ本学科の卒業生が、現場で直面した倫理観に関する講話を開催する予定である。
注意点:
個々の課題では熟慮を要するので、思考能力を常に高める日頃の自己啓発が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 技術者の責任:Citi Corp Center 事例紹介
2週 技術者の責任:Citi Corp Center 調査
3週 技術者の責任:Citi Corp Center 報告
4週 技術者の責任:Ford Pinto事例紹介
5週 技術者の責任:Ford Pinto調査・報告
6週 説明責任・内部告発に関するTopics的事例紹介と調査
7週 地球環境の保全やエネルギーに関するTopics的事例紹介
8週 中間試験
4thQ
9週 地球環境の保全やエネルギーに関するTopics的事例の調査
10週 ハインリッヒの法則と技術者の対応に関する事例
11週 技術者倫理に関するTopics的事例紹介
12週 卒業生講話(企業で体験した事例紹介)
13週 技術者倫理に関するTopics的事例調査・報
14週 コンプライアンスに関するTopics的事例の紹介と調査
15週 著作権、期末試験の回答・解説など
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
技術者を目指す者として、社会での行動規範としての技術者倫理を理解し、問題への適切な対応力(どうのように問題を捉え、考え、行動するか)を身に付けて、課題解決のプロセスを実践できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
社会性、社会的責任、コンプライアンスが強く求められている時代の変化の中で、技術者として信用失墜の禁止と公益の確保が考慮することができる。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合77000023100
基礎的能力0000000
専門的能力77000023100
分野横断的能力0000000