RC構造Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 RC構造Ⅱ
科目番号 0164 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 鉄筋コンクリート構造入門[改訂版](松井源吾監修・西谷 章著、鹿島出版会、2001.2)
担当教員 犬飼 利嗣,服部 宏己

到達目標

鉄筋コンクリート造の構造物の設計に関する諸条件の設定と例題に基づく構造計算の流れを理解するため、実例計算に基づき部材の終局状態における崩壊メカニズムの計算を習得する。
そこで、以下の目標を掲げる。
①設計荷重の算定計算ができる
②地震荷重の求め方を理解できる
③2次設計の意味と必要性を理解できる
④建物の崩壊と保有耐力が理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1設計荷重の算定計算に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。設計荷重の算定計算に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。設計荷重の算定計算に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目2地震荷重(層せん断力)の求め方に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。地震荷重(層せん断力)の求め方に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。地震荷重(層せん断力)の求め方計に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目32次設計の意味と必要性に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。2次設計の意味と必要性に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。2次設計の意味と必要性に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目42次設計の意味と必要性に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。建物の崩壊と保有耐力に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。建物の崩壊と保有耐力に関する問題をほぼ正確に解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。
基本は、建築基準法に準拠しながら、最先端の設計手法の基本を教授していくため、第4学年までの関連教科(構造力学とRC構造I)を十分復習するとともに建築基準法の各条項の読破が望まれる。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 許容応力度と終局強度
2週 設計荷重[(固定荷重、積載荷重、積雪荷重)の算定法]
3週 設計荷重(風荷重、地震荷重)の算定
4週 鉄筋コンクリート造の耐震設計法
5週 建築物の地震荷重と壁量計算 1
6週 建築物の地震荷重と壁量計算 2
7週 鉄筋コンクリート造構造物の耐震計算
8週 2次設計:層間変形角、剛性率、偏心率、保有水平耐力
2ndQ
9週 梁部材の保有水平耐力 1
10週 梁部材の保有水平耐力 2
11週 柱部材の保有水平耐力 1
12週 柱部材の保有水平耐力 2
13週 多層建築物の保有水平耐力 1
14週 多層建築物の保有水平耐力 2
15週 期末試験
16週 期末試験模範解答の解説および成績評価の説明、保有水平耐力総論
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
得点率100100