建築技術者倫理

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 建築技術者倫理
科目番号 0167 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 電子ファイルを資料として配信
担当教員 下村 波基

到達目標

①技術者倫理とは何か
②建築技術者・設計士はどうあるべきか

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術者倫理とは何か、なぜ必要かが理解できる技術者倫理とは何かと問われた時、8割程度の正答ができること技術者倫理とは何かと問われた時、6割程度の正答ができること技術者倫理とは何かと問われた時、6割程度の正答ができない
建築技術者・設計士はどうあるべきかが理解できる建築技術者・設計士はどうあるべきかと問われた時、8割程度の正答ができること建築技術者・設計士はどうあるべきかと問われた時、6割程度の正答ができること建築技術者・設計士はどうあるべきかと問われた時、6割程度の正答ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 技術者は単にその技術を駆使して科学技術の進展のみを考えればよい時代は過ぎ、常にその技術が社会に与える影響を考えなくてはならない。本授業は、技術者倫理とは如何なるものかを説き、技術者として身を立てる上で如何にあるべきかを自省する契機を与えるものである。
授業の進め方・方法:
技術者倫理に関する授業は、ビデオ教材・プリント等により実施し、適宜内容に即した課題の成果物によりその習熟度を確認する。
また、建設業に永年従事し経験を積んだ本学科の卒業生が、現場で直面した倫理観に関する講話を開催する予定である。
注意点:
個々の課題では熟慮を要するので、思考能力を常に高める日頃の自己啓発が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 技術者の責任:Citi Corp Center 事例紹介 技術者には社会的責任のある事を知る
2週 技術者の責任:Citi Corp Center 調査 どんな社会的責任が課せられているかを知る
3週 技術者の責任:Citi Corp Center 報告 社会的責任を果たすためにはどの様な苦難があるかを知る
4週 技術者の責任:Ford Pinto事例紹介 技術者個々の倫理観と、利潤追求を目的とした会社の社会的責任とのを総意を知る-その1
5週 技術者の責任:Ford Pinto調査・報告 技術者個々の倫理観と、利潤追求を目的とした会社の社会的責任とのを総意を知る-その2
6週 説明責任・内部告発に関するTopics的事例紹介と調査 新聞記事に見る事例理解と対策-その1
7週 地球環境の保全やエネルギーに関するTopics的事例紹介 新聞記事に見る事例理解と対策-その2
8週 中間試験
4thQ
9週 地球環境の保全やエネルギーに関するTopics的事例の調査 新聞記事に見る事例理解と対策-その3
10週 ハインリッヒの法則と技術者の対応に関する事例 回転ドア事故の検証-その1
11週 技術者倫理に関するTopics的事例紹介 回転ドア事故の検証-その2
12週 卒業生講話(企業で体験した事例紹介) 実務で実際に起こった事例の理解
13週 技術者倫理に関するTopics的事例調査・報 新聞記事に見る事例の理解と対策-その4
14週 コンプライアンスに関するTopics的事例の紹介と調査 新聞記事に見る事例の理解と対策-その5
15週 著作権、期末試験の回答・解説など 新聞記事に見る事例の理解と対策-その6
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合0000000
課題レポート05000000
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0000000