インテリア設計II

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 インテリア設計II
科目番号 0169 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 0
教科書/教材 日本建築学会編 コンパクト建築資料集成(丸善)
担当教員 清水 隆宏,平野 勝雅

到達目標

①効果的な空間の演出について理解する
②インテリアと空間、両方のイメージを正しく把握した着想が行なえるようにする
③自らの意図を作品にする能力を身に付ける
④設計意図を説明する能力を身に付ける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1効果的な空間演出が十分にできる。効果的な空間演出が概ねできる。効果的な空間演出ができない。
評価項目2インテリアと空間の両方を正しく把握が十分にできる。インテリアと空間の両方をほぼ正しく把握が概ねできる。インテリアと空間の両方を正しく把握できない。
評価項目3デジタルツールを用いた美しい表現が十分にできる。デジタルツールを用いた美しい表現が概ねできる。デジタルツールを用いた美しい表現ができない。
評価項目4的確に意図を伝えるプレゼンテーションが十分に行なえる。的確に意図を伝えるプレゼンテーションが概ねできる。的確に意図を伝えるプレゼンテーションができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、インテリア系科目の集大成として魅力的な空間演出のためのインテリアを構想し、
ものを創り上げる実感を大切にしながら課題に取り組むことで、インテリアに対する総合的な理解を深める。
単なる「家具」や単なる「室内装飾」ではなく、それらが存在することでその空間を変化させることのできる作品を創造する。
授業の進め方・方法:
積極的に建築・デザインの雑誌などに目を通して、感性を養うと同時に、表現技術などを参考とすること。
そのうえで、CAD室などを活用して積極的に情報機器を利用し、技能習得に努めること。(複数教員:課題ごとに担当教員が変わります。)
英語導入計画:Technical terms
注意点:
第1課題は、創造した建築空間におけるインテリアを表現した提出図面により評価する(100点)。第2課題は、プレゼンテーションボード・室内パース・模型などの提出物、計100点。これらを合計した計200点の得点率により評価する。ただし、一つでも未提出の課題がある場合は、不合格とする。さらに課題提出は時間厳守とし、期限に遅れた場合は減点とする。
また、授業に対する姿勢も考慮し、授業の進行を妨げる行為・消極的な行為に対しては、得点率の1~10%を減じた値で評価する。
具体的には、出席簿に記載した注意の回数と減点(%)を対応させる。
なお、成績評価に教室外学修の内容は含まれる。
学習・教育目標:(B-2)7%, (D-3 創生系)60%,E33%
JABEE基準1(1):(c)(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 【第1課題】空間を演出するインテリア表現作品の作成
課題提示、趣旨説明 (担当:清水)(ALのレベルC)
課題趣旨を理解する。
“(教室外学修)課題趣旨をまとめる。”
2週 空間の設定、資料の収集、エスキースチェック(ALのレベルC) 創造する空間を設定し、関連資料を収集する。
“(教室外学修)創造する空間の考えをまとめる。”
3週 インテリアプレゼンテーションボード及びパースの作成(ALのレベルC) インテリアプレゼンテーションボードやパースを作成する。
“(教室外学修)プレゼンテーションをまとめる。”
4週 講評会(ALのレベルA) 講評会に参加する。
5週 【第2課題】室内空間の設計
課題提示、資料説明 (担当:平野)(ALのレベルC)
課題趣旨を理解する。
“(教室外学修)課題趣旨をまとめる。”
6週 空間の設定、資料の収集(ALのレベルC) 創造する空間を設定し、関連資料を収集する。
“(教室外学修)創造する空間の考えをまとめる。”
7週 エスキースチェック1(コンセプト)(ALのレベルC) コンセプトを検討する。
“(教室外学修)コンセプト・基本計画をまとめる。”
8週 エスキースチェック2(コンセプト)(ALのレベルC) コンセプトを検討する。
“(教室外学修)コンセプト・基本計画をまとめる。”
2ndQ
9週 エスキースチェック3(アイデアスケッチ、スタディ模型)(ALのレベルC) アイデアスケッチ、スタディ模型により空間を検討する。
“(教室外学修)スタディ模型などによってイメージをまとめる。”
10週 エスキースチェック4(アイデアスケッチ、スタディ模型)(ALのレベルC) アイデアスケッチ、スタディ模型により空間を検討する。
“(教室外学修)スタディ模型などによってイメージをまとめる。”
11週 エスキースチェック5(平・立・断面図など)(ALのレベルC) 平・立・断面図などを作成する。
“(教室外学修)平・立・断面図をまとめる。”
12週 エスキースチェック6(平・立・断面図など)(ALのレベルC) 平・立・断面図などを作成する。
“(教室外学修)平・立・断面図をまとめる。”
13週 インテリアプレゼンテーションボード及びパースの作成1(ALのレベルC) インテリアプレゼンテーションボードやパースを作成する。
“(教室外学修)プレゼンテーションをまとめる。”
14週 インテリアプレゼンテーションボード及びパースの作成2(ALのレベルC) インテリアプレゼンテーションボードやパースを作成する。
“(教室外学修)プレゼンテーションをまとめる。”
15週 講評会(ALのレベルA) 講評会に参加する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図建築の各種図面の意味を理解し、描けること。4
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。4
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。4
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。4
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。4
建築における形態(ものの形)について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00002000200
基礎的能力0000000
専門的能力00002000200
分野横断的能力0000000