建築設計製図Ⅲ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 建築設計製図Ⅲ
科目番号 0198 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特に教科書は指定しないが、積極的に建築およびデザイン関係の書籍・雑誌に目を通し、知識を蓄えること
担当教員 今田 太一郎

到達目標

建築設計製図の集大成として、教員から示されるテーマを手がかりに学生自ら具体的に課題を設定し、設計を進める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①説得力のある設計テーマが設定できる説得力のある設計テーマが設定できる(8割以上)説得力のある設計テーマが設定できる説得力のある設計テーマが設定できない
②企画を十分練ることができる企画を十分練ることができる企画を十分練ることができる企画を十分練ることができない
③企画を具体化する魅力的な建築などがデザインできる企画を具体化する魅力的な建築などがデザインできる企画を具体化する魅力的な建築などがデザインできる企画を十分練ることができない
④計画内容に即した適切な表現ができる計画内容に即した適切な表現ができる計画内容に即した適切な表現ができる計画内容に即した適切な表現ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・自ら課題を発見して建築の企画・作成能力をつける。
・企画を空間として具体化する能力を磨く。
・CAD・CGを駆使して、デザインを行う能力を磨く。
・計画を相手に的確に伝える能力を高める。
授業の進め方・方法:
・教員が提示するテーマに従って、コンセプト、企画、具体的な敷地設定などを行い、各自が計画を進めていく。
・計画の各段階で、個々に担当教員の指導を受けながら、計画内容を煮詰めていく。
学習・教育目標:(D-1)17% (E)83% JABEE基準1(1):(c)(d)
英語導入計画:Technical terms
注意点:
設計製図の集大成として、自ら計画を立て、主体的に進めていくこと。
設計のために必要な最大限の資料や情報を自ら検索し、整理することを勧める。
計画を考える際には、手を動かし文字や形にしながら考えを進めることが重要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概論・課題の提示 授業目標・課題の理解
2週 エスキース1(企画・コンセプトの検討1) 設計企画の立案
3週 エスキース1(企画・コンセプトの検討2) 設計企画の立案
4週 エスキース3(ダイアグラム・基本プラン作成) 平面図の設計
5週 エスキース4(平面図1) 平面図の設計
6週 中間発表1(ポスターセッション方式)(ALレベル:C) 設計に関する多角的な検討
7週 エスキース5(立断面図1) 立断面図の設計
8週 エスキース6(平面図2) 平面図の設計
2ndQ
9週 エスキース7(平立断面図) 平立断面図の設計
10週 エスキース8(全体計画の整合性の確認) 計画全体の整合性の理解
11週 中間発表2(ポスターセッション形式) 計画全体の整合性の理解
12週 エスキース9(プレゼンテーション1) 全体の構成の検討
13週 エスキース10(プレゼンテーション2) 全体の構成の検討
14週 エスキース11(プレゼンテーション3) 全体の構成の検討
15週 講評会(ALレベル:B) 多様な視点の理解。自己評価
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。3
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。3
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。3
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000