鉄骨構造Ⅱ

①組み合わせ応力に対する接合部の設計
②柱梁接合部周りの設計
③鉄骨トラス構造の屋根架構の設計
④合成構造の設計

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
①組み合わせ応力に対する接合部の設計	組み合わせ応力に対する接合部の設計で８割程度の正答ができること	組み合わせ応力に対する接合部の設計で６割程度の正答ができること	組み合わせ応力に対する接合部の設計で６割程度の正答ができない
②柱梁接合部周りの設計	柱梁接合部周りの設計で８割程度の正答ができること	柱梁接合部周りの設計で６割程度の正答ができること	柱梁接合部周りの設計で６割程度の正答ができない
③鉄骨トラス構造の屋根架構の設計	鉄骨トラス構造の屋根架構の設計で８割程度の正答ができること	鉄骨トラス構造の屋根架構の設計で６割程度の正答ができること	鉄骨トラス構造の屋根架構の設計で６割程度の正答ができない
④合成構造の設計	合成構造の設計で８割程度の正答ができること	合成構造の設計で６割程度の正答ができること	合成構造の設計で６割程度の正答ができない

概要:

これまでの構造関連科目の知識と工学実験で得られた知識と技術を基礎に、複雑な力学特性を有する鋼構造部材及び接合部を許容応力度設計法に基づいて、部材断面等の算定法を修得する。

授業の進め方・方法:

授業は、教科書と板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。

注意点:

材料力学と構造力学等の知識を要し、その充分な復習と理解が要求される。
構造計算とプログラム作成のため、授業にはプログラム電卓（PC）を必携すること。
また、各回の講義内容と下記参考書と対比させ、講義レベルを確認するので、参考書も毎回携行すること。

		週	授業内容
前期
	1stQ
		1週	組み合わせ応力に対する設計（引張力と剪断力を受ける溶接部）
		2週	組み合わせ応力に対する設計（曲げと剪断力を受ける溶接部）
		3週	組み合わせ応力に対する設計（引張力と剪断力を受ける　　　リベット,ボルト）
		4週	組み合わせ応力に対する設計（引張力と剪断力を受ける高力　ボルト　その１）
		5週	組み合わせ応力に対する設計（引張力と剪断力を受ける高力　ボルト　その２）
		6週	梁継手の設計（力の伝達、フランジ部の高力ボルト接合）
		7週	梁継手の設計（曲げと剪断力を受けるウェブ高力ボルト接合）
		8週	中間のまとめ
	2ndQ
		9週	全塑性モーメントの概念と架構の崩壊荷重－１
		10週	全塑性モーメントの概念と架構の崩壊荷重－２
		11週	保有耐力接合の設計－１
		12週	保有耐力接合の設計－２
		13週	柱－柱継手の設計（PCによるM-N interaction Curve）
		14週	柱梁接合部パネルゾーンの設計（力の伝達、補強法）
		15週	前期期末試験
		16週	柱梁接合部パネルゾーンの設計の設計を含めこれまでの復習