リノベーションデザイン論

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 リノベーションデザイン論
科目番号 0001 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 櫻木 耕史

到達目標

①リノベーションに関わる諸問題を把握できる。
②リノベーションを実践するための考え方を理解する。
③リノベーションデザインを学生の視点から実際に提案する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①リノベーションに関わる諸問題を把握できる。リノベーションに関わる基本的諸問題を把握し計画に反映できるリノベーションに関わる基本的諸問題を把握しほぼ的確に計画に反映できる。リノベーションに関わる基本的諸問題を計画に反映できない。
②リノベーションを実践するための考え方を理解する。リノベーションを実践するための基本的な考え方を計画に反映できる。リノベーションを実践するための基本的な考え方をほぼ的確に計画に反映できる。リノベーションを実践するための基本的な考え方を計画に反映できない。
③リノベーションデザインを学生の視点から実際に提案する。リノベーションデザインについて現実に即した提案ができる。リノベーションデザインについて現実に即したほぼ的確な提案ができる。リノベーションデザインについて現実に即した提案ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
我が国の建築の状況は、スクラップアンドビルド型からサスティナブル型に変化しつつあり、建築物の再生(リノベーション)が求められている。
本授業では、計画、環境、構造といった様々な視点からリノベーションのデザイン手法や考え方について学ぶ。そのことによって、建設技術者が持続可能な社会における役割を理解し、建設技術者として必要な社会的視野を身につける。具体的には以下の項目を目標とする。
(事前準備の学習)建築関係法規について復習しておくこと
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)
授業の進め方・方法:
講義と合わせて現場調査など学外学習を導入する為、、夏休み等を利用した集中講義の形態を取る事がある。
注意点:
スケジュールの確認を行うこと。実際の作業を伴う場合があるので、具体的な作業について主体的にしっかりと理解すること。
授業内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要説明、リノベーションデザインの枠組み リノベーションデザインの枠組みが理解できる
(授業外学習・事前)リノベーションの事例を調べておく(3時間)
(授業外学習・事後)リノベーション枠組みについてまとめておく(1時間)
2週 リノベーションにおける建築プログラムの転換と空間、構造、設備計画 リノベーションにおける建築プログラムの転換と空間、構造、設備計画が理解できる
(授業外学習・事前)空間について復習しておく(2時間)
(授業外学習・事後)プログラムに関する事例を調べる(2時間)
3週 リノベーションおける法体系 リノベーションおける法体系について理解出来る
(授業外学習・事前)法律を調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)法律に関する課題をおこなう(2時間)
4週 リノベーションにおける設備系の課題と解決方法 リノベーションにおける設備系の課題と解決方法について検討できる
(授業外学習・事前)設備について調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)設備にかんする課題をおこなう(2時間)
5週 リノベーションにおける構造的諸課題と解決方法 リノベーションにおける構造的諸課題と解決方法について検討できる
(授業外学習・事前)構造とはなにかを調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)構造に関する課題をおこなう(2時間)
6週 現地調査の方法:可能性、課題抽出の方法および調査結果の分析の手法 現地調査の方法:可能性、課題抽出の方法および調査結果の分析手法が選択できる
(授業外学習・事前)調査の方法について調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)課題の抽出に関する課題をおこなう(2時間)
7週 調査分析資料に基づいた、調査分析に関するプレゼンテーションの構成検討 調査分析資料に基づいた、調査分析に関するプレゼンテーションの構成が検討できる
(授業外学習・事前)プレゼンテーションの方法について調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)調査分析に関する課題をおこなう(2時間)
8週 リノベーション計画における計画ワークショップの手法 ワークショップが企画できる
(授業外学習・事前)ワークショップの方法について調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)ワークショップに関する課題をおこなう(2時間)
2ndQ
9週 リノベーション計画における調査・分析演習 リノベーション計画における調査・分析ができる
(授業外学習・事前)調査の方法について調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)課題の抽出に関する課題をおこなう(2時間)
10週 計画に関連する主体とのワークショップに関する演習 計画に関連する主体が把握できる
(授業外学習・事前)ワークショップに関する準備をおこなう(2時間)
(授業外学習・事後)ワークショップに関する課題をおこなう(2時間)
11週 計画案におけるプログラム、設備計画、構造計画の統合に関する講義 計画案におけるプログラム、設備計画、構造計画の統合が理解できる
(授業外学習・事前)設備、構造の復習(1時間)
(授業外学習・事後)計画を統合して立案する(3時間)
12週 計画案を基にしたデザインワークショップ演習 計画案を基にしたデザインワークショップの企画ができる
(授業外学習・事後)ワークショップの資料作成(4時間)
13週 計画案を基にしたデザインワークショップ演習 計画案を基にしたデザインワークショップが企画できる
(授業外学習・事後)ワークショップの資料作成(4時間)
14週 リノベーション案作成ワークショップ リノベーション案作成ワークショップが企画できる
(授業外学習・事後)ワークショップの資料作成(4時間)
15週 講評会(仮想ユーザー・地域住民)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00005050100
基礎的能力0000000
専門的能力00005050100
分野横断的能力0000000