環境調整工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境調整工学
科目番号 0003 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜資料や情報を提供する。【参考書】音響テクノロジーシリーズ12 音環境デザイン(コロナ社、桑野園子 編著)
担当教員 石川 あゆみ

到達目標

①音響設計及び音環境調整の手法を理解する。
②事例に応じた音環境調整手法を提案できる。
岐阜高専ディプロマポリシー:(D) 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(不可)
到達目標①音響設計・音環境調整の手法に関する問題に8割以上回答できる。音響設計・音環境調整の手法に関する問題に6割以上回答できる。音響設計・音環境調整の手法に関する問題に6割未満しか回答できない。
到達目標②事例に応じた音環境調整手法を8割以上的確に提案できる。事例に応じた音環境調整手法を6割以上的確に提案できる。事例に応じた音環境調整手法を6割未満しか的確に提案できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
音響設計および音響調整の概要と具体的例について学び、習得した知識を活用して、事例に応じた具体的な音環境調整手法を提案できるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
第1週~第5週で音響知識に関する講義、第6週~第9週で音環境の調整及びデザインに関する講義、第10週~第14週で演習を実施する。
(事前準備の学習)室内環境の基礎知識に関わる科目、環境問題に関連する科目の復習をしておくこと。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。
なお、成績評価には授業外学習の内容は含まれる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、音の概説 環境調整工学とは何か、音の物理的な性質や特徴について説明できる。
(授業外学習・事前)提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、LMSの理解度チェック受講(約2時間)
2週 音響学・建築音響工学の概説 音響調整に関わる学問および建築音響工学で取り扱う領域と室内音響の特徴について説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
3週 室内音響設計の概説 室内音響設計のポイントについて説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
4週 音環境の調整(残響時間) 残響時間の計算方法および調整方法について説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
5週 音環境の調整(吸音材) 残響抑制や音響障害解消に関わる吸音材の効果について説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
6週 公共空間の音環境デザイン 公共空間の音環境の適切な設計手法について説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
7週 音サインのデザイン 音サインの適切な設計手法について説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
8週 視覚と聴覚の相互作用 音環境の設計及び調整に影響する視覚情報の影響について説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
2ndQ
9週 サウンドスケープデザイン 適切なサウンドスケープデザインについて説明できる。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)今回の復習、理解度チェック受講(約2時間)
10週 音環境調整手法の提案①テーマ設定(ALレベルB) 音環境調整が必要なケースをいくつか想定し、発表するテーマを設定する。
(授業外学習・事前)前回の復習、提示資料による予習(約2時間)
(授業外学習・事後)課題取り組み(約2時間)
11週 音環境調整手法の提案②調査(ALレベルB) 音響障害や騒音トラブルの具体事例を調査し、その概要を説明できる。
(授業外学習・事前)課題取り組み(約2時間)
(授業外学習・事後)課題取り組み(約2時間)
12週 音環境調整手法の提案③分析(ALレベルB) 音響障害や騒音トラブルが生じている場所・音の特性を分析し、その概要を説明できる。
(授業外学習・事前)課題取り組み(約2時間)
(授業外学習・事後)課題取り組み(約2時間)
13週 音環境調整手法の提案④提案(ALレベルB) 調査および分析を通じて得た知見を基に、テーマに応じた音環境調整手法を提案する。
(授業外学習・事前)課題取り組み(約2時間)
(授業外学習・事後)課題取り組み(約2時間)
14週 音環境調整手法の提案⑤発表(ALレベルB) 音響障害や騒音トラブルの具体事例について、適切な音響調節手法を提案できる。
(授業外学習・事前)課題取り組み(約3時間)
(授業外学習・事後)コメントシート記入(約1時間)
15週 期末試験
16週 期末試験解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

発表課題試験合計
総合評価割合104050100
得点104050100