循環型社会特論

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 循環型社会特論
科目番号 0020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリントを配布する。
担当教員 中谷 岳史,角野 晴彦,吉村 優治,岩瀬 裕之

到達目標

人類の持続的発展を支えるためには,循環型社会を構築する必要がある。
本授業では,循環型社会構築のための基礎知識を習得し,種々の分野での,世界およびわが国の取組みの現状と今後の方向性について,下記の6項目を具体的な学習・教育目標に学習する。
①循環型社会形成の必要性を理解する(D-3)
②各元素、水の循環、地球上の資源、およびこれらの相互関係を理解する(D-5)
③建設分野における資源循環を理解する(D-5)
④循環型材料である木材の流通・加工・利用の現状を理解する(D-5)
⑤カーボンニュートラルと低炭素社会構築の必要性を理解する(D-3)
⑥循環型社会構築のための取組みの現状を理解する(D-4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1循環型社会形成の必要性を正確(8割以上)に説明できる。循環型社会形成の必要性をほぼ正確(6割以上)に説明できる。循環型社会形成の必要性を説明できない。
評価項目2各元素、水の循環、地球上の資源、およびこれらの相互関係に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。各元素、水の循環、地球上の資源、およびこれらの相互関係に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。各元素、水の循環、地球上の資源、およびこれらの相互関係に関する問題を解くことができない。
評価項目3建設分野における資源循環を正確(8割以上)に説明できる。建設分野における資源循環をほぼ正確(6割以上)に説明できる。建設分野における資源循環を説明できない。
循環型材料である木材の流通・加工・利用の現状をほぼ正確(8割以上)に理解する。循環型材料である木材の流通・加工・利用の現状をほぼ正確(6割以上)に理解する。循環型材料である木材の流通・加工・利用の現状を理解していない。
カーボンニュートラルと低炭素社会構築の必要性を十分(8割以上)理解している。カーボンニュートラルと低炭素社会構築の必要性を概ね(6割以上)理解している。カーボンニュートラルと低炭素社会構築の必要性を理解していない。
循環型社会構築のための取組みの現状を性格(8割以上)に説明できる。循環型社会構築のための取組みの現状を概ね(6割以上)説明できる。循環型社会構築のための取組みの現状を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は,教員4名のオムニバス方式で行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第 1回:(吉村)循環型社会の必要性(地球温暖化問題・気候変動問題等)
2週 第 2回:(吉村)循環型社会の形成に向けた法制度
3週 第 3回:(吉村)廃棄物の発生と循環的な利用及び処分の現状
4週 第 4回:(角野)元素(炭素、窒素、硫黄)の循環
5週 第 5回:(角野)水の循環
6週 第 6回:(角野)地球上の資源
7週 第 7回:(岩瀬)産業副産物の建設分野への利用
8週 第 8回:(岩瀬)コンクリート副産物の再利用
4thQ
9週 第 9回:(岩瀬)エココンクリート
10週 第10回:(中谷)地球温暖化問題における木材の役割
11週 第11回:(中谷)木材の流通・加工
12週 第12回:(中谷)土木・建築における木材利用
13週 第13回:(吉村)カーボンニュートラルと低炭素社会
14週 第14回:(吉村)森林整備と森林資源の有効活用
15週 期末試験
16週 第15回:(吉村)循環型社会構築のための取組みのまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合100000040140
基礎的能力100000040140
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000