ディジタルシステム基礎

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 ディジタルシステム基礎
科目番号 0024 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 提示資料をよく読んで、内容を理解すること
担当教員 福永 哲也

到達目標

HDLを用いて組込み系ディジタルシステムを設計するために必要な、HDLの基礎,HDLを用いた回路設計の基礎等を学習する.
基礎的な言語仕様等の学習だけでなく,開発環境を用いたHDL学習を取り扱う.
①ディジタルシステムとは何かの理解
②HDLの基本的構成の理解
③HDLを用いた設計方法の理解
④HDLを用いた組み合わせ回路設計の理解
⑤HDLを用いた順序回路設計の理解
⑥HDLを用いたシステム記述の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ディジタルシステムとは何かの理解ディジタルシステムの構成について,正確に(8割程度)説明できるディジタルシステムの構成について,ほぼ正確に(6割程度)説明できるディジタルシステムの構成について,正確に説明できない
HDLの基本的構成の理解HDLの基本的構成について,正確に(8割程度)説明できるHDLの基本的構成について,ほぼ正確に(6割程度)説明できるHDLの基本的構成について,正確に説明できない
HDLを用いた設計方法の理解HDLを用いた設計方法について,正確に(8割程度)設計・説明できるHDLを用いた設計方法について,ほぼ正確に(6割程度)設計・説明できるHDLを用いた設計方法について,正確に設計・説明できない
HDLを用いた組み合わせ回路設計の理解HDLを用いて基本的な組み合わせ回路の設計が,正確に(8割程度)設計・説明できるHDLを用いて基本的な組み合わせ回路の設計が,ほぼ正確に(6割程度)設計・説明できるHDLを用いて基本的な組み合わせ回路の設計が,正確に設計・説明できない
HDLを用いた順序回路設計の理解HDLを用いて基本的な順序回路の設計が,正確に(8割程度)設計・説明できるHDLを用いて基本的な順序回路の設計が,ほぼ正確に(6割程度)設計・説明できるHDLを用いて基本的な順序回路の設計が,正確に設計・説明できない
HDLを用いたシステム記述の理解ディジタルシステムの構成について,正確に(8割程度)説明できるHDLを用いて組み合わせ回路と順序回路からなる基本的なシステムの記述が,正確に(8割程度)できるHDLを用いて組み合わせ回路と順序回路からなる基本的なシステムの記述が,ほぼ正確に(6割程度)できるHDLを用いて組み合わせ回路と順序回路からなる基本的なシステムの記述が,正確にできない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業では、提示資料をもとに、授業を進めるので、あらかじめ提示資料を見ておくとよい.また、各自が使用できるPCにHDLの設計環境を準備すると、授業をスムーズに進めることができ、その内容をよく理解できる.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 HDL概要
2週 開発環境準備と利用の基
3週 verilog-HDLの基礎(値の表現と代入)
4週 2種類の代入(ブロッキング代入とノンブロッキング代入)
5週 組み合わせ回路1(assign文)
6週 組み合わせ回路2(複雑な組み合わせ回路)
7週 変数(wireとreg)の宣言とinit文
8週 順序回路1(always文とその中での文法)
2ndQ
9週 2種類の代入(ブロッキング代入とノンブロッキング代入)
10週 階層設計
11週 シミュレーション1
12週 シミュレーション2(演習)
13週 その他の文法1
14週 課題
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題最終課題合計
総合評価割合1003030160
得点1003030160