科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 文学
科目番号 0042 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員が作成したプリントを配布する。
担当教員 北川 秀夫,中島 泰貴,Y専攻 教員

到達目標

①日本文学の特質を理解できている。
②日本の文化、習慣、風土等の特色を理解できている。
③文学史に関わる術語・重要語について、ほぼ正確に説明できる。
④変体仮名を読むことができる。
⑤自分の考えを的確に表現することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本文学の特質を、和歌に関連づけて正確に理解している。日本文学の特質を、和歌に関連づけてほぼ正確に理解している。日本文学の特質を理解していない。
評価項目2日本の文化・習慣・風土の特質を理解している。日本の文化・習慣・風土の特質をほぼ正確に理解している。日本の文化・習慣・風土の特質を理解していない。
評価項目3文学史に関わる術後・重要語を正確に理解している。文学史に関わる術後・重要語をほぼ正確に理解している。文学史に関わる術後・重要語を理解していない。
評価項目4 変体仮名を用いた崩し字を読むことができる。変体仮名を用いた崩し字を、ある程度読むことができる。変体仮名を用いた崩し字を、ある程度読むことができない。
評価項目5自分の考えを的確に文章として表現できる。自分の考えを的確に文章としてある程度表現できる。自分の考えを的確に表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
世界各国の歴史、文化、風土、習慣を理解し、他者・他国の立場を尊重できる、広い視野に基づく倫理的判断力を養うために、その大前提となる自国の歴史・文化・風土に対する理解力を養う。中でも、自国文化の礎となった古典の韻文についての基礎的能力を身につける。取り上げる作品は、現代に至るまで広範な影響力を有する『百人一首』である。
授業の進め方・方法:
授業は、配付資料と板書を中心に行う。また文学にとどまらず、日本の伝統的文化に関する話題を豊富に提供する予定なので、これらについて日常的に関心を養ってもらいたい。
英語導入計画:なし
注意点:
(A-1)80% (C-1)20% 
JABEE 基準1(1) :(a) (f)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス:和歌とは何か
2週 『百人一首』読解~帝の歌~(ALのレベルB) 『百人一首』の首尾について理解する。
3週 『百人一首』読解~奈良時代以前~(ALのレベルB) 奈良朝の代表的歌人について理解する。
4週 『百人一首』読解~六歌仙1~(ALのレベルB) 小野小町を中心に、六歌仙時代の和歌について理解する。
5週 『百人一首』読解~六歌仙2~(ALのレベルB) 在原業平を中心に、六歌仙時代の和歌について理解する。
6週 『百人一首』読解~流刑となった歌人~(ALのレベルB) 平安朝前期の和歌が置かれた状況と、遣唐使との関わりについて理解する。
7週 『百人一首』読解~歌合という場~(ALのレベルB) 歌合という場への理解を深める。
8週 中間試験
4thQ
9週 『百人一首』読解~古今集~(ALのレベルB) 和歌史における『古今和歌集』登場の意義を理解する。
10週 『百人一首』読解~紫式部のライバル1~(ALのレベルB) 摂関期の政治と文学の関わりについて理解する。
11週 『百人一首』読解~紫式部のライバル2~(ALのレベルB) 摂関期の政治と文学の関わりについて理解する。
12週 『百人一首』読解~歌論と歌道~(ALのレベルB) 歌論と歌道の展開について理解する。
13週 『百人一首』読解~武者の世の中の和歌~(ALのレベルB) 武士階級と和歌の関わりについて理解する。
14週 『百人一首』読解~新古今集~(ALのレベルB) 和歌史における『新古今和歌集』登場の意義を理解する。
15週 総まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

通常試験定期試験発表・課題合計
総合評価割合100100100300
基礎的能力100100100300
専門的能力0000