画像情報処理

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 画像情報処理
科目番号 0043 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:人画像処理(越後富夫ほか,オーム社)
担当教員 山田 博文

到達目標

① 眼や脳における情報処理について理解する。
② 周波数解析について理解する。
③ エッジ抽出について理解する。
④ 特徴抽出について理解する。
⑤ 動きの検出について理解する。
⑥ 画像認識について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1眼における情報処理および脳の視覚情報処理について正確に(8割以上)説明できる。眼における情報処理および脳の視覚情報処理についてほぼ正確に(6割以上)説明できる。眼における情報処理および脳の視覚情報処理について説明ができない。
評価項目2離散フーリエ変換について正確に(8割以上)説明できる。離散フーリエ変換についてほぼ正確に(6割以上)説明できる。離散フーリエ変換について説明できない。
評価項目3エッジ抽出法について正確に(8割以上)説明できる。エッジ抽出法についてほぼ正確に(6割以上)説明できる。エッジ抽出法について説明できない。
評価項目4特徴抽出法について説明でき,正確に(8割以上)説明ができる。特徴抽出法についてほぼ正確に(6割以上)説明ができる。特徴抽出法について説明できない。
評価項目5動きの検出について正確に(8割以上)説明できる。動きの検出についてほぼ正確に(6割以上)説明できる。動きの検出について説明できない。
評価項目6顔認識や表情認識の手法について正確に(8割以上)説明できる。顔認識や表情認識の手法についてほぼ正確に(6割以上)説明できる。顔認識や表情認識の手法について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 人間の視覚認識機能の工学的な実現を目的とした画像の認識処理について講義する。
授業の進め方・方法:
注意点:
 授業は板書を中心に行なうので,各自学習ノートを充実させること。なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる。
学習・教育目標:(E)100%
JABEE基準1(1):(c),(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 眼における情報処理 眼における情報処理について説明できる。
(教室外学修)眼における情報処理に関する課題を解く。
2週 脳の視覚情報処理 脳の視覚情報処理について説明できる。
(教室外学修)脳の視覚情報処理に関する課題を解く。
3週 ディジタル画像 ディジタル画像について説明できる。
(教室外学修)ディジタル画像に関する課題を解く。
4週 色の獲得と表現(ALのレベルC) 色の獲得と表現について説明できる。
(教室外学修)色の獲得と表現に関する課題を解く。
5週 周波数解析1(2次元離散フーリエ変換) 2次元離散フーリエ変換について説明できる。
(教室外学修)周波数解析に関する課題を解く。
6週 周波数解析2(ウェーブレット変換)(ALのレベルC) ウェーブレット変換について説明できる。
(教室外学修)周波数解析に関する課題を解く。
7週 エッジ抽出1(1次微分,ラプラシアン) 1次微分,ラプラシアンによりエッジを抽出することができる。
(教室外学修)エッジ検出に関する課題を解く。
8週 エッジ抽出2(Cannyオペレータ,ラプラシアンガウシアン)(ALのレベルC) Cannyオペレータ,ラプラシアンガウシアンについて説明できる。
(教室外学修)エッジ検出に関する課題を解く。
2ndQ
9週 特徴抽出1(ガボール特徴,Haar-like特徴) ガボール特徴,Haar-like特徴について説明できる。
(教室外学修)特徴抽出に関する課題を解く。
10週 特徴抽出2(Harrisコーナ検出、SIFT)(ALのレベルC) Harrisコーナ検出、SIFTについて説明できる。
(教室外学修)特徴抽出に関する課題を解く。
11週 動きの検出1(相関法,特徴照合法) 相関法,特徴照合法について説明d切る。
(教室外学修)動きの検出に関する課題を解く。
12週 動きの検出2(KLT)(ALのレベルC) KLTについて説明できる。
(教室外学修)動きの検出に関する課題を解く。
13週 画像認識のための基礎技術 主成分分析、判別分析について説明できる。
(教室外学修)画像認識のための基礎技術に関する課題を解く。
14週 顔の認識,表情の認識(ALのレベルC) 顔の認識、表情認識について説明できる。
(教室外学修)顔および表情の認識に関する課題を解く。
15週 フォローアップ(期末試験の解答の解説など)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。4
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。4
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。4
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。4
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。4
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。4
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。4
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。4
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。4
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。4
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。4
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。4

評価割合

期末試験課題合計
総合評価割合10025125
得点10025125
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