到達目標
これまでに整備されてきた構造物が耐用年数を迎える時期になり、これらの構造物を維持・更新する費用は今後増大していく。この対策として、既設の構造物に対して適切な維持管理を行い、延命化を図ることは必要である。
この授業では、主にコンクリート構造物を対象として、以下の事項を習得することを目標とする。
① 維持管理の考え方
② 劣化原因
③ 調査・点検方法
④ 評価および判定
⑤ 補修・補強対策の手法
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 維持管理の考え方が正確(8割以上)に説明できる . | 維持管理の考え方がほぼ正確(6割以上)に説明できる. | 維持管理の考え方がほぼ正確(6割以上)に説明できる. |
評価項目2 | 劣化原因について正確(8割以上)に説明できる. | 劣化原因についてほぼ正確(6割以上)に説明できる. | 劣化原因について説明できない. |
評価項目3 | 調査・点検方法の基本方針を正確(8割以上)に立てることができる. | 調査・点検方法の基本方針をほぼ正確(6割以上)に立てることができる. | 調査・点検方法の基本方針を立てることができない. |
評価項目4
| 補修・補強について正確(8割以上)に説明できる.
| 補修・補強についてほぼ正確(6割以上)に説明できる.
| 補修・補強について説明できない.
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評価項目5
| 耐久性向上技術を正確(8割以上)に説明できる
| 耐久性向上技術をほぼ正確(6割以上)に説明できる.
| 耐久性向上技術を説明できない。
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
授業の進め方・方法:
授業は講義の後に、理解を深めるための演習問題を課す。材料や構造力学などの幅広い知識が必要なため、関連知識もあわせて学習することが必要である。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
維持管理の考え方 |
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2週 |
コンクリート構造物の劣化機構(1) 初期欠陥 |
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3週 |
コンクリート構造物の劣化機構(2) 中性化 |
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4週 |
コンクリート構造物の劣化機構(3) 塩害 |
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5週 |
コンクリート構造物の劣化機構(4) アルカリ骨材反応 |
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6週 |
コンクリート構造物の劣化機構(5) 凍害 |
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7週 |
コンクリート構造物の劣化機構(6) 疲労, |
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8週 |
コンクリート構造物の劣化機構(7) 化学的浸食等の劣化要因 |
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4thQ |
9週 |
非破壊検査 |
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10週 |
評価・判定と補修方針 |
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11週 |
補修・補強手法 |
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12週 |
構造物調査(1) |
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13週 |
構造物調査(2) |
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14週 |
構造物の耐久性向上のための技術 |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題・小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 200 | 100 | 300 |
得点 | 200 | 100 | 300 |