(学際科目)社会と工学

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 (学際科目)社会と工学
科目番号 2019-64 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 大庭 勝久,大津 孝佳,山之内 亘,長縄 一智,喜多 和,古川 一実

到達目標

 以下に示す4項目について修得する.
(1) 地域社会の産業について説明できる.
(2) 地域社会の抱える課題と問題点を,チーム単位で見出すことができる.(C3-2)
(3) 問題点を見出すことの必要性を説明できる.
(4) 知的財産権について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(秀)優秀な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安修得できたと判断できる到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
1.地域社会の特徴について説明できる.□ 地域社会の特徴に加え,独自の観点から地域社会の研究が行われている.□ 地域社会の様々な特徴について説明できる.□地域社会の特徴について説明できる.□ 地域社会の特徴について部分的に説明できる.□ 地域社会の特徴について説明できない。
2-1.地域社会が抱える課題を,チーム単位で見出すことができる.(C3-2)□ チームで取り組むべき課題について理解することにおいてリーダーシップを発揮することができる.□ チームで取り組むべき課題について理解するとともに,自らに割り当てられた役割を達成するための的確な行動がとれる.□ チームで取り組むべき課題について理解するとともに、自らに割り当てられた役割を達成するための行動がとれる.□ チームで取り組むべき課題について理解するとともに自らに割り当てられた役割を達成するための最低限の行動がとれる.□ チームで取り組むべき課題について理解できておらず,自らに割り当てられた役割を達成できない。
2-2.地域社会が抱える問題点を見出すことができる.□地域社会が抱える 問題点を提示し,有効な解決法を提示できる.□地域社会が抱える 問題点を提示し、問題点の背景を提示できる.□地域社会が抱える 問題点を提示することができる。□地域社会が抱える 問題点を部分的に提示することができる □地域社会が抱える 問題点を提示することができない。
3.問題点を見出すことの必要性を説明できる.□問題点を見出すことの必要性を理解した上で,有効な問題解決手法について十分に説明できる。□問題点を見出すことの必要性を理解した上で,有効な問題解決手法について説明できる。□問題点を見出すことの必要性を理解した上で,問題解決手法について説明できる。□問題点を見出すことの必要性と問題解決手法について最低限の説明ができる。□問題点を見出すことの必要性と問題解決手法についていずれも説明ができない。
4.知的財産権について説明できる.□ 知的財産権の重要性や調査方法について十分理解するとともに、課題解決に向けた卓越した発想力ある。□ 知的財産権の重要性や調査方法について十分理解するとともに、課題解決に向けた良好なる発想力ある。□ 知的財産権の重要性や調査方法について理解するとともに、課題解決に向けた発想力ある。□ 知的財産権の重要性や調査方法について理解するとともに、課題解決に向けた発想力ある。□ 知的財産権の重要性や調査方法について理解できない。また、発想力が無い。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 地域社会を理解し,3年生までに修得した工学技術の専門的知識を創造的に活用しながら所属学科の異なる学生チームにより,地域社会が抱える課題と、課題の原因となっている問題点を見出す.本講義は地域社会等の協力の下,学生チームが見出した課題や問題点について,グループで議論する.加えて本講義では,課題や問題点、更には解決策を見出すために必要となる知的財産についても理解する.
授業の進め方・方法:
授業は講義と、グループワークの双方にて実施する。講義中は集中して聴講し、グループワークにおいては積極的に議論に参加し、成果をまとめ上げることを期待する.適宜,レポート・演習課題を課すので、指定された期日までに、指定された方法で提出すること。
注意点:
評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜、口頭試問や追加課題を課し、加点することがあります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・ガイダンス
・知財教育(1)
・本教科にて習得すべき事項が理解できる。
・発想法について理解できる。
2週 グループワーキング (1) 各クラスにて具体的目標を指示します。
3週 ・知財教育(2) ・パテント検索法について理解できる。
4週 グループワーキング (2) 各クラスにて具体的目標を指示します。
5週 グループワーキング (3) 各クラスにて具体的目標を指示します。
6週 ・全体レクチャー 地方自治体が抱える実際の課題や問題点、解決策などについて理解できる。
7週 グループワーキング (4) 各クラスにて具体的目標を指示します。
8週 グループワーキング(5) 各クラスにて具体的目標を指示します。
4thQ
9週 グループワーキング (6) 各クラスにて具体的目標を指示します。
10週 グループワーキング(7) 各クラスにて具体的目標を指示します。
11週 グループワーキング(8) 各クラスにて具体的目標を指示します。
12週 グループワーキング(9) 各クラスにて具体的目標を指示します。
13週 ・全体レクチャー 企業の経営者の立場から、地域が抱える課題等が理解できる
14週 ・知財教育(3) 「社会と工学」において学習した発想法や検索ツールの活用成果が理解できる。
15週 ・グループワーキング
優雄テーマ発表。
各クラスにおける最優秀テーマについて発表を聴講し、内容が理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

GW知財教育地域講演経営者講演合計
総合評価割合6020101000100
1.地域社会の産業について説明できる.200000020
2-1.地域社会の産業が抱える問題点を,チーム単位で見出すことができる.(C3-2)100550020
2-2.地域社会の産業が抱える問題点を見出すことができる.100550020
3.問題点を見出すことの必要性を説明できる.200000020
4.知的財産権について説明できる.020000020