電子工学

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電子工学
科目番号 2019-75 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 図解 電子工学入門 佐藤一郎著(発行元 日本理工出版会)
担当教員 三谷 祐一朗

到達目標

1.半導体の材料,種類,接合が説明できる.各種のダイオードの特性を理解し,説明できる.主要な特性計算が出来る.
2.サイリスタの原理と特性を理解し,説明が出来る.主要な特性計算が出来る.
3.トランジスタの種類,原理と特性を理解し,説明が出来る.主要な特性計算が出来る.
4.トランジスタを用いたアナログ電子回路を理解し,説明が出来る.主要な特性計算が出来る.
5.オペアンプを用いた増幅回路の説明が出来る.主要な特性計算が出来る.
6.論理回路の原理を理解し,説明が出来る.論理式を用いた計算が出来る.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.半導体,ダイオード,サイリスタの原理と特性を理解し,説明が出来る.半導体,ダイオード,サイリスタの原理と特性を完全に理解し,説明が出来る.半導体,ダイオード,サイリスタの原理と特性を理解し,説明が出来る.半導体,ダイオード,サイリスタの原理と特性を理解し,説明が出来ない.
2.トランジスタの種類,原理と特性を理解し,説明が出来る.トランジスタの種類,原理と特性を完全に理解し,説明が出来る.トランジスタの種類,原理と特性を理解し,説明が出来る.トランジスタの種類,原理と特性を理解し,説明が出来ない.
3.オペアンプを用いた増幅回路の説明が出来る.オペアンプを用いた増幅回路の説明が完全に出来る.オペアンプを用いた増幅回路の説明が出来る.オペアンプを用いた増幅回路の説明が出来ない.

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会における多くの機器は機械工学と電気電子工学との融合物として存在する.電子工学は機械工学を専攻する学生にとって,必要不可欠な知識や技術と言える.そのため,機械技術者に必要な電子工学の知識である,半導体素子,トランジスタ,オペアンプ,論理回路について学習する.
授業の進め方・方法:
本講義は半導体素子,トランジスタ,アナログ電子回路,オペアンプ,論理回路について,機械技術者として必要な基礎項目を解説する.本講義を履修した学生は半導体素子,トランジスタ,オペアンプの特性を理解し,トランジスタを用いた電子回路及び論理回路の基礎を習得する事が出来る.
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追 加課題を課し、加点することがあります。
2.中間試験を授業時間内に実施することがあります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 半導体素子(1) 半導体材料,半導体の種類,半導体の接合を理解し,説明ができる.
2週 半導体素子(2) スイッチング用ダイオード,ホトダイオード,発光ダイオードを理解し,説明が出来る.
3週 半導体素子(3) 可変容量ダイオード,定電圧ダイオードを理解し,説明が出来る.
4週 半導体素子(4) サイリスタ,GTOサイリスタを理解し,説明が出来る.
5週 トランジスタ(1) トランジスタを理解し,説明が出来る.
6週 トランジスタ(2) 電界効果トランジスタを理解し,説明が出来る.
7週 トランジスタ(3) MOS形電界効果トランジスタを理解し,説明が出来る.
8週 アナログ電子回路(1) トランジスタによる基本回路を理解し,説明が出来る.
4thQ
9週 アナログ電子回路(2) トランジスタによるバイアス回路を理解し,説明が出来る.
10週 オペアンプ(1) 演算増幅器による増幅回路,反転増幅回路を理解し,説明が出来る.
11週 オペアンプ(2) 非反転増幅回路,差動増幅回路を理解し,説明が出来る.
12週 オペアンプ(3) 加算回路,微分回路,積分回路を理解し,説明が出来る.
13週 論理回路(1) 論理記号,論理回路の動作を理解し説明が出来る.
14週 論理回路(2) 論理回路の論理式,等価な論理式を計算により求めることが出来る.
15週 まとめ まとめ,アンケート実施
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート態度合計
総合評価割合603010100
基礎的能力3015045
専門的能力3015045
授業中の発言,レポート提出等001010