実践指針 (E1)
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実践指針のレベル (E1-2)
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【本校学習・教育目標(本科のみ)】 1
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【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2
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【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3
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【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4
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【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5
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【プログラム学習・教育目標 】 E
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概要:
機械工学実験の目的は,機械工学に関する基礎的な現象または諸特性を自ら実験することにより直接体験し,理解することおよび実験技術や測定器の取り扱い法を習得することである.また,この科目のうち,デジタルエンジニアリングのテーマについては企業で商業用輪転機の設計を担当していた教員が,その経験を活かし,3D-CADを用いた最新の設計手法について演習および実験形式で行う.
授業の進め方・方法:
実験テーマにはいずれも単なる講義の補助ではなく,理論的方法とともに工学的内容をもったものを選定している.
実施にあたってはクラスをグループに分け,複数のテーマを交替で実験を行う.
2020年度は通年開講を後期開講に変更して4履修時間/回で実施する.
このうち対面を7~8回,遠隔を7~8回とする.
注意点:
1.評価については,評価割合に従って行います.ただし,適宜再試や追加課題を課し,加点することがあります.
2.実験レポートにより評価する.到達目標6(E1-2)が標準基準(6割)以上で,かつ科目全体で60点以上の場合に合格とする.評価基準については,成績評価基準表による.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション,安全教育,報告書の作成技術 |
安全教育:安全に実験を進める手順を理解できる. 実験報告書:実験結果を報告書にまとめる方法を理解することができる. 授業概要,学習・教育目標,スケジュール,評価方法と基準等について理解できる.
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2週 |
金属材料学(対面) |
鉄鋼の顕微鏡組織試験を行い,その成果をまとめることができる. 実験にあたっては準備,実験装置の操作が適切にできる.
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3週 |
金属材料学(遠隔) |
浸炭材の組織観察と硬さ測定の遠隔実験を行い,その成果をまとめることができる.
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4週 |
金属材料学(対面・遠隔) |
レポート指導:実験結果の整理と考察ができる.
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5週 |
材料力学(対面) |
引張り試験,ねじり試験を行い,その成果をまとめることができる. 実験にあたっては準備,実験装置の操作が適切にできる.
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6週 |
材料力学(遠隔) |
衝撃試験,硬さ試験の遠隔実験を行い,その成果をまとめることができる.
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7週 |
材料力学(対面・遠隔) |
レポート指導:実験結果の整理と考察ができる.
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8週 |
水力学(対面) |
流れの可視化を行い,その成果をまとめることができる. 実験にあたっては準備,実験装置の操作が適切にできる.
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4thQ |
9週 |
水力学(遠隔) |
流量係数の測定、管摩擦係数の測定、円管内の乱流の速度分布の遠隔実験を行い,その成果をまとめることができる.
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10週 |
水力学(対面・遠隔) |
レポート指導:実験結果の整理と考察ができる.
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11週 |
測定工学(対面) |
空気圧縮機の性能試験を行い,その成果をまとめることができる. 実験にあたっては準備,実験装置の操作が適切にできる.
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12週 |
測定工学(遠隔) |
空気圧縮機の理論効率の遠隔実験を行い,その成果をまとめることができる.
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13週 |
測定工学(対面・遠隔) |
レポート指導:実験結果の整理と考察ができる.
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14週 |
デジタルエンジニアリング(対面) |
3D-CADの基本操作を行い,その成果をまとめることができる. 実験にあたっては準備,実験装置の操作が適切にできる.
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15週 |
デジタルエンジニアリング(遠隔) |
デジタルツールを用いた機械設計の遠隔実験を行い,その成果をまとめることができる.
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16週 |
デジタルエンジニアリング(対面・遠隔) |
レポート指導:実験結果の整理と考察ができる.
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 2 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。 | 3 | |
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | |