オペレーションズリサーチ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 オペレーションズリサーチ
科目番号 2023-004 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教科書は使用しない。適宜にプリントを配布する。
担当教員 村松 久巳

到達目標

 (1)混合問題と割り当て問題に対する最適な解を図式解法で求めることができる。さらにMS-EXCELを用いて最適解を求めることができること。
 (2)単一窓口M/M/1の計算ができること。
 (3)アローダイヤグラムを作成し、最早・最遅結合点時刻を計算できること。さらにクリティカル・パスと総日数を求めることができること。
 (4)モンテカルロシミュレーションに用いる乱数をMS-EXCELを用いて発生できること、乱数を用いて円周率と定積分の計算ができること。
 (5)NNの構造と原理を理解できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1LPの問題に対する最適な解を図式解法でほぼ正しく求めることができ、MS-EXCELを用いて最適解を正しく求めることができる。LPの問題に対する最適な解を図式解法で求める方法が理解でき、MS-EXCELを用いて最適解を求める方法が理解できる。LPの問題に対する最適な解を図式解法で求めることができない、MS-EXCELを用いて最適解を求めることができない。
評価項目2単一窓口M/M/1の計算がほぼ正しくできる。単一窓口M/M/1の計算の方法が理解できる。単一窓口M/M/1の計算ができない。
評価項目3アローダイヤグラムを作成し、最早・最遅結合点時刻を計算できる。さらにクリティカル・パスと総日数をほぼ正しく求めることができる。アローダイヤグラムを作成し、最早・最遅結合点時刻の計算方法が理解できる。さらにクリティカル・パスと総日数を求める方法が理解できる。アローダイヤグラムを作成し、最早・最遅結合点時刻を計算できない。さらにクリティカル・パスと総日数を求めることができない。
評価項目4モンテカルロシミュレーションに用いる乱数を、MS-EXCELを用いて発生でき、乱数を用いて円周率と定積分のほぼ正しく計算ができる。モンテカルロシミュレーションに用いる乱数を、MS-EXCELを用いて発生でき、乱数を用いて円周率と定積分の計算方法が理解できる。モンテカルロシミュレーションに用いる乱数を、MS-EXCELを用いて発生できない、乱数を用いて円周率と定積分の計算ができない。
評価項目5NNの構造と原理をほぼ正しく答えることができる。NNの構造と原理を理解できる。NNの構造と原理を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
オペレーションズ・リサーチは作戦の戦略のために考えられた方法である。その後、この考え方は社会現象の意思決定において最善の解を見出すための科学的方法に基づき発展し、経営工学をはじめ多く の分野で用いられている。
 
授業の進め方・方法:
本講義ではオペレーションズ・リサーチにおける代表的な手法である線形計画法、待ち行列、PERT、シミュレーション、ゲームの理論およびニューラルネットワークについて学ぶ。
注意点:
評価については、評価割合に従って行います。
この科目は学修単位科目であり、1単位あたり15(30)時間の対面授業を実施します。併せて1単位当たり30(15)時間の事前学習・事後学習が必要となります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・費用対効果
線形計画法
教育目標・授業概要・評価方法等の説明、ORについての概略説明
混合問題を理解し解くことができる
2週 線形計画法 割り当て問題を理解し、解くことができる
3週 待ち行列 待ち行列のモデル化とケンドールの記号、単一窓口の解析を理解し解くことができる
4週 待ち行列・PERT 待ち行列の複数窓口の解析を理解し解くことができる。アローダイヤグラムを理解し作成することができる
5週 PERT 到達度テスト 最早・最遅結合点時刻と総日数の計算、クリティカルパスの決定を理解し、解くことができる
6週 シミュレーション モンテカルロシミュレーションを理解し、解くことができる
7週 シミュレーション ニューラルネットワークの考え方を理解できる
8週 ゲームの理論 ゼロ和2人ゲームを理解し、解くことができる
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000