到達目標
1.状態方程式を立てることができる.
2.状態フィードバック制御系が設計できる.
3.MATLAB/Simulinkを用いて状態フィードバック制御のシミュレーションを行い,その制御効果について評価することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.状態方程式を立てることができる. | □多入出力系の微分方程式から状態方程式を導くことができる. | □微分方程式から状態方程式を導くことができる. | □微分方程式から状態方程式を導くことができない. |
2.状態フィードバック制御系が設計できる. | □MATLABのコマンドを用いて,多入出力系における状態フィードバック制御系が設計できる. | □MATLABのコマンドを用いて状態フィードバック制御系が設計できる. | □MATLABのコマンドを用いて状態フィードバック制御系が設計できない. |
3.MATLAB/Simulinkを用いて状態フィードバック制御のシミュレーションを行い,その制御効果について評価することができる. | □Simulinkを用いて状態フィードバック制御のシミュレーションを行い,その制御効果について評価することができる. | □Simulinkを用いて状態フィードバック制御のシミュレーションを行うことができる. | □Simulinkを用いて状態フィードバック制御のシミュレーションを行うことができない. |
学科の到達目標項目との関係
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2
説明
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教育方法等
概要:
製造現場では技術者が不足しており,自動化が急速に進んでいる.それに伴い,高機能な制御システムが求められている.ここではその技術者を養成することを主眼に,現代制御理論の設計およびシミュレーション方法を習得する.
授業の進め方・方法:
単振子の制振制御をテーマに,Matlab / Simulinkを活用した制御系の設計およびシミュレーションを行う.適宜課題を与え,学習内容の理解を促す.
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。
2.この科目は学修単位科目であり、1単位あたり15時間の対面授業を実施します。併せて1単位あたり30時間の事前学習・事後学習が必要となります。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1)授業の趣旨:後期「メカトロニクス」における理論・ソフトウェア(MATLAB)習得 2)シラバス説明 3)Moodleの内容紹介 4)到達目標,授業の概要 5)単振子のモデルの導出・制振のための制御入力の与え方 |
システム制御工学の概要が説明できる.
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2週 |
1)単振子の制振のための制御入力の与え方,D制御により減衰効果が得られる理由 2)状態方程式とは 3)1自由度振動系における状態方程式の導出 |
1)単振子の運動方程式が立てられ,D制御により減衰効果が得られる理由を説明できる. 2)1自由度振動系における状態方程式が立てられる.
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3週 |
1)古典制御・現代制御の特徴・まとめ 2)2自由度振動系における微分方程式・状態方程式 3)単振子における状態方程式の導出 4)状態フィードバック制御とその安定性 |
1)2自由度振動系における状態方程式が立てられる. 2)単振子における状態方程式が立てられる.
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4週 |
1)状態フィードバック制御系における安定性(伝達関数における極との関係) 2)MATLAB/Simulinkの使い方(非線形・線形微分方程式,状態方程式を用いた単振子の自由振動) |
1)状態方程式における安定性が説明できる. 2)MATLAB/Simulinkを用いた単振子の自由振動がシミュレーションできる.
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5週 |
1)Simulinkブロックの基本的な使い方 2)単振子における自由振動のシミュレーション(非線形・線形運動方程式,状態方程式:復習) 3)振子の角速度のDフィードバックによる制振シミュレーション 4)LQRによる状態フィードバック制御器の設計と状態フィードバック制御シミュレーション |
1)単振子のD制御のシミュレーションができる. 2)LQR(最適レギュレータ)による状態フィードバック制御系が設計できる.
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6週 |
1)Simulinkにおけるセンサ信号の量子化の方法 2)最適レギュレータの設計(リカッチ方程式と評価関数の最小化) |
1)Simulinkにおける量子化を表現できる. 2)LQRによる適切な状態フィードバック系が設計できる.
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7週 |
1)前期中間試験 2)最適レギュレータ(評価関数の最小化(復習),安定性) 3)1自由度振動系における運動方程式・状態方程式・状態フィードバック制御 3)MATLAB/Simulinkを用いた1自由度振動系におけるPD制御・状態フィードバック制御 |
1)MATLAB/Simulinkを用いた1自由度振動系における状態フィードバック制御のシミュレーションができる.
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8週 |
1)前期中間試験の解答・解説 2)レポートNo.3の解説(MATLAB/Simulinkを用いた倒立振子の制御・エンコーダの影響) |
1MATLAB/Simulinkを用いた倒立振子の制御シミュレーションができる.
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 前期中間試験 | 前期末試験 | レポート | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 30 | 30 | 10 | 100 |
1.状態方程式を立てることができる. | 10 | 10 | 10 | 3 | 33 |
2.状態フィードバック制御系が設計できる. | 10 | 10 | 10 | 3 | 33 |
3.MATLAB/Simulinkを用いて状態フィードバック制御のシミュレーションを行い,その制御効果について評価することができる. | 10 | 10 | 10 | 4 | 34 |