金属材料学Ⅲ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 金属材料学Ⅲ
科目番号 2023-071 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 機械・金属材料学 監修:PEL編集委員会 編著:黒田大介
担当教員 横井 敦史

到達目標

1.特殊元素の働き、炭化物反応、焼入れ硬化能、特殊鋼の熱処理について説明できる。
2.構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を説明できる。
3.鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について説明できる。
4.アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 特殊元素の働き、炭化物反応、焼入れ硬化能、特殊鋼の熱処理について説明できる。特殊元素の働き、炭化物反応、焼入れ硬化能、特殊鋼の熱処理について詳細に説明できる。特殊元素の働き、炭化物反応、焼入れ硬化能、特殊鋼の熱処理について説明できる。特殊元素の働き、炭化物反応、焼入れ硬化能、特殊鋼の熱処理について説明できない。
評価項目2 構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を説明できる。構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を詳細に説明できる。構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を説明できる。構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を説明できない。
評価項目3 鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について説明できる。鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について詳細に説明できる。鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について説明できる。鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について説明できない。
評価項目4 アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を説明できる。アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を詳細に説明できる。アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を説明できる。アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
金属材料学Ⅱで学んだ鉄鋼材料の基礎にもとづいて、特殊鋼、鋳鉄などについて幅広く理解する。
また、非鉄金属材料の中からアルミニウム合金について解説する。
講義にあたっては、材料を使用する者の立場から、各々の材料の特徴を理解するとともに、目的に応じた材料の選択・取り扱いができることを目標とする。
授業の進め方・方法:
1.シラバス記載の「到達目標」をより具体的に示した「細分化した到達目標」を掲出する。各自でそれぞれの到達度を確認しながら学習を進める。
2.遠隔授業の状況によって、①前回授業のレビュー(小テスト)、②グループワークと発表報告、③到達度試験 などを実施する場合がある。
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。
2.中間試験を授業時間内に実施することがあります。
3.公休以外の理由による追試験は行なわない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
鉄鋼材料(特殊元素と熱処理)
特殊元素の分類とその作用について説明できる。
2週 鉄鋼材料(特殊元素と熱処理) 焼入れ硬化能について説明と計算ができる。
3週 鉄鋼材料(特殊元素と熱処理) 焼入れ部品の設計について説明できる。
特殊鋼の焼もどしについて説明できる。
4週 鉄鋼材料(構造用特殊鋼) 構造用特殊鋼の種類と特徴や用途を説明できる。
5週 鉄鋼材料(構造用特殊鋼) 構造用特殊鋼の種類と特徴や用途を説明できる。
6週 鉄鋼材料(特殊工具鋼) 工具鋼・合金工具鋼について説明できる。
7週 鉄鋼材料(特殊工具鋼) 高速度鋼・焼結合金工具について説明できる。
8週 鉄鋼材料(特殊用途用特殊鋼) ステンレス鋼について説明できる。
4thQ
9週 鉄鋼材料(特殊用途用特殊鋼) 耐熱鋼・耐熱合金・耐寒鋼・不変鋼について説明できる。
10週 鉄鋼材料(鋳鉄) 鋳鉄の分類ができる。
複平衡状態図にもとづいて凝固過程と組織の説明ができる。
11週 鉄鋼材料(鋳鉄) 鋳鉄の機械的性質について説明できる。
12週 鉄鋼材料(鋳鉄) 実用鋳鉄について説明できる。
13週 非鉄金属材料(アルミニウム合金) アルミニウム合金の分類と熱処理について説明できる。
14週 非鉄金属材料(アルミニウム合金) 展伸用アルミニウム合金の種類と用途について説明できる。
15週 非鉄金属材料(アルミニウム合金) 鋳造用アルミニウム合金の種類と用途について説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000