機械工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機械工学実験Ⅰ
科目番号 2024-081 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 金 顯凡,新冨 雅仁,山中 仁

到達目標

1.実験レポートの構成を理解し,目的,装置・方法,結果,考察の書き方を理解することができる.
2.ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理することができる.
3.実験を通して自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.
4.工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析し,目的に関連づけて工学的に考察することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.実験レポートの構成を理解し,目的,装置・方法,結果,考察の書き方を理解することができる.□ 実験レポートの構成を理解し,目的,装置・方法,結果,考察の書き方を十分理解し,わかりやすい文章を作成できる.□ 実験レポートの構成を理解し,目的,装置・方法,結果,考察の書き方の基本を理解し,文章を作成することかができる.□ 実験レポートの構成を理解し,目的,装置・方法,結果,考察の書き方を理解することができず,文章も作成できない.
2.ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理することができる.□ ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を正確に処理し,明解な図表によって報告することができる.□ ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理し,図表によって報告することができる.□ ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理できない.
3.実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.□ 実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を正確かつ詳細に抽出することができる.□ 実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.□ 実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができない.
4.工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析し,工学的に考察することができる.□ 工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を正確に解析し,工学的に考察することができる.□ 工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析し,工学的に考察することができる.□ 工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析できず,工学的に考察することができない.

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では,工学実験や卒業研究などで作成するレポートおよび論文の書き方の基礎を学習することを目的とする.
座学をとおして基本を学んだのちに,二つのテーマについて実際に実験を行ってレポートを作成することで知識の定着を行う.
また,情報セキュリティの重要性について理解するための講義も行う.
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に演習を混ぜつつ行う.また,二つのテーマについて実際に実験も行う.
適宜レポート課題を課すので,期限を守って提出すること.

注意点:
一部変則的なスケジュールで実施するので,予定表等をしっかり確認すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
レポート作成の注意点
授業概要,学習・教育目標,スケジュール,評価方法と基準等について理解できる.
レポートを作成する際に注意すべきことを理解できる.
2週 レポートの構成 実験レポートの構成について理解できる.
3週 作図の基礎(1) データの表示方法を理解できる.
4週 作図の基礎(2) グラフの作成方法を理解できる.
5週 目的,装置・方法の書き方 目的,装置・方法の書き方を理解できる.
6週 結果,考察の書き方(1) 結果,考察の書き方を理解できる.
7週 実験(1ー1) 実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.
8週 実験(1-2) 実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.
4thQ
9週 実験(2-1) 実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.
10週 実験(2-2) 実験をとおして自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.
11週 レポート指導(1) レポートを修正することができる.
12週 レポート指導(2) レポートを修正することができる.
13週 結果,考察の書き方(2) 結果,考察の書き方を理解できる.
14週 情報セキュリティ教育 情報セキュリティの重要性について説明できる.
15週 まとめ、授業アンケート 授業をとおして理解したことをまとめることができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野(実験・実習能力)機械系分野(実験・実習能力)実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。2後7,後8,後9,後10,後11,後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000004040
専門的能力000005050
分野横断的能力000001010