卒業研究

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 卒業研究
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 8
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 8
教科書/教材 指導教員により示される。
担当教員 村松 久巳,機械工学科 全教員

到達目標

1.背景・目的を説明し、明確に記述できる。
2.理論、実験、シミュレーションいずれかの方法を用いて研究の遂行ができる。
3.科学的な方法・手段によってデータを収集し、整理できる。(C2-3)
4.論旨が明確な文章を用いて説明できる。
5.口頭発表で研究内容を説明できる。(D1-3)
6.文献調査を行い、卒業論文に記述できる。(E2-3)
7.研究題目、キーワード、図表のキャプションを英語で記述できる。  
8.実施した内容を報告することができる。

ルーブリック

未到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)標準的な到達レベルの目安理想的な到達レベルの目安
1.背景・目的を説明し、明確に記述できる。背景または目的が記述できない。背景と目的を記述できる。目的が背景と関連付けて明確に記述できる。先行研究の概要と問題点、研究の着想に至った背景を示し、それらと関連付けて、新たに解明または解決しようとする事柄を研究目的として明確に記述できる。
2.理論、実験、シミュレーションいずれかの方法を用いて研究の遂行ができる。理論、実験、シミュレーションいずれかの方法を用いて研究の遂行ができない。理論、実験、シミュレーションいずれかの方法を用いて研究の遂行ができる。理論、実験、シミュレーションいずれかの複数の方法を用いて研究の遂行ができる。理論、実験、シミュレーションのいづれかの複数の方法用いて研究を遂行し、研究成果を得ることができる。
3.科学的な方法・手段によってデータを収集し、整理できる。(C2-3)データ収集の手法・手段を説明できない。データ収集の手法・手段を説明できる。データ収集の手法・手段を図表等を用いて説明でき、報告では収集したデータを整理してまとめることができる。データ収集の手法・手段を図表等を用いて分かりやすく説明でき、報告では収集したデータを図表等に整理してまとめ、その特徴を記述できる。
4.論旨が明確な文章を用いて説明できる。研究目的から結論までを文章により説明できない。研究目的から結論までを文章により説明できる。専門用語・数式・図表等を用いて、研究目的から結論までを文章により説明できる。専門用語・数式・図表等を用いて、研究目的から結論までを論旨が理解できる明確な文章により説明できる。
5.口頭発表で研究内容を説明できる。(D1-3)発表会において、規定に従った報告ができない。発表会において、規定に従った報告ができる。発表会において、規定に従った報告ができ、研究内容を伝え、質疑の内容を理解することができる。発表会において、規定に従った報告ができ、研究内容を正確かつ理解しやすく伝え、質疑応答を行うことができる。
6.文献調査を行い、卒業論文に記述できる。(E2-3)文献調査の結果が卒業論文に記述できていない。文献調査を行い、卒業論文に記述できる。複数の学術論文等の文献調査を行い、卒業論文に記述できる。複数の学術論文等の文献調査を行い内容を理解し、卒業論文にその内容を反映した記述ができる。
7.研究題目、キーワードおよび図表のキャプションを英語で記述できる。研究題目、キーワードおよび図表のキャプションを英語で記述できない。研究題目、キーワードおよび図表のキャプションを英語で記述できる。誤字や脱字がなく、研究題目、キーワードおよび図表のキャプションを英語で記述できる。誤字や脱字がなく、適切な専門用語を用いて研究題目、キーワードおよび図表のキャプションを英語で記述できる。
8.実施した内容を報告することができる。報告書により、実施した内容を報告できない。報告書により、実施した内容を報告できる。報告書により、実施した内容を報告でき、問題点などを記述できる。報告書により、実施した内容を報告でき、問題点と次回の予定等を記述できる。

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (C2) 説明 閉じる
実践指針のレベル (C2-3) 説明 閉じる
実践指針 (D1) 説明 閉じる
実践指針のレベル (D1-3) 説明 閉じる
実践指針 (E2) 説明 閉じる
実践指針のレベル (E2-3) 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 1 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 C 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 D 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学科5年間あるいは総合システム工学プログラム前半期における学習・教育のまとめとして、機械工学科の研究室に所属して、担当教員の指導の下に研究に取り組む。研究テーマは、機械材料・材料力学、機械工作・生産工学、設計工学・機械要素・トライボロジー、流体工学、熱工学、機械力学・制御、知能機械学・機械システムの分野から設定する。高専5年次までに修得する、あるいは総合システム工学プログラムが目標とする広範囲な知識と技術を基礎として、新しい問題への取り組み方、自立的で継続的な問題解決の方法を修得するとともに、工学技術の社会的、産業的役割を理解し、討論の方法を身に付け、成果について発表し、卒業論文としてまとまる。
授業の進め方・方法:
各指導教員により,指示される.
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・研究室配属 シラバス、実施報告書の説明、機械工学科教員による研究テーマ等の説明、研究室配属
2週 情報収集および研究の背景・目的および意義の理解 論文検索システムの使用方法を学び、研究に関連する情報を探し、獲得した情報を整理する。研究テーマに関連する幅広い知識を身に付けると共に、研究の背景・目的および社会的、産業的意義を把握する。
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 研究計画の立案、実施の準備 実験、理論計算、シミュレーションなどの計画・立案を行う。教科書や論文などを調査し解決手法を理解する。装置(ハードウェア)や測定機器(ソフトウェア)の使用法、および安全かつ効率的に計画を遂行する力を身に付ける。
7週 同上 同上
8週 実験、理論計算、シミュレーションなどの実施と結果の整理 研究計画に基づき、実験、理論計算、シミュレーションなどを実施する。結果を整理してまとめるとともに、異なった評価方法や他者の研究によって得られた結果と比較し、新規性や整合性を確認する。
2ndQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 中間報告書の作成 指定された書式とページ数に従い、研究成果を整理して記述する。
13週 同上 同上
14週 中間報告書の提出 中間報告書を完成して提出する。英文アブストラクトを作成する。
15週 同上 同上
16週 自律的、継続的な研究の遂行 修得した研究の方法論に則り、自立的かつ継続的に研究を遂行する。成果の充実や問題点の解決のために、さらなる進展や解決のための手段を検討し、計画にフィードバックして実施する。
後期
3rdQ
1週 同上 同上
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 研究成果の見直しと考察 研究全体のまとめを検討しながら、研究成果を見直す。成果に対する考察を行う。卒業論文の執筆要綱を読み、執筆の構想を行う。
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 同上 同上
4thQ
9週 卒業論文の執筆・プレゼンの準備 卒業論文の骨子を考え、論旨の組立を考える。図表とともに文章を作成する。併せて、研究成果を発表するための準備を行う。伝えるべき情報を精査し、プレゼンテーションの資料を準備する。
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 同上 同上
13週 卒業論文の提出 卒業論文を完成して学科長に提出する。
14週 卒業研究発表の準備 プレゼンテーションの資料作成、質疑応答の準備
15週 卒業研究発表会・総括 学生各自がプレゼンテーションを行う。教職員と機械工学科4年生が聴講する。全体の講評を受ける。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

A:中間報告書(主査)A:中間報告書(副査)B:卒業論文(主査)B:卒業論文(副査)C:卒業研究発表会D:実施報告書合計
総合評価割合002114351080
評価1.2.52.532005
評価2.2.52.532005
評価3.2.52.5640010
評価4.2.52.532005
評価5.000035035
評価6.0032005
評価7.0032005
評価8.000001010