金属材料学Ⅲ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 金属材料学Ⅲ
科目番号 0008 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 井上 聡

到達目標

1.特殊元素の働き、炭化物反応、焼入れ硬化能、特殊鋼の熱処理について説明できる。
2.構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を説明できる。
3.鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について説明できる。
4.アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を説明できる。構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を詳細に説明できる。構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を概ね説明できる。構造用特殊鋼、工具材料、ステンレス鋼、耐熱鋼についてその特徴と用途を説明できない。
鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について説明できる。鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について詳細に説明できる。鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について概ね説明できる。鋳鉄の組織と機械的性質、鋳鉄の種類について説明できない。
アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を説明できる。アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を詳細に説明できる。アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を概ね説明できる。アルミニウム合金の熱処理について説明できるとともに、アルミニウム合金を分類してそれぞれの用途を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
金属材料学Ⅱで学んだ鉄鋼材料の基礎にもとづいて、特殊鋼、鋳鉄などについて幅広く理解する。
また、非鉄金属材料の中からアルミニウム合金について解説する。
講義にあたっては、材料を使用する者の立場から、各々の材料の特徴を理解するとともに、目的に応じた材料の選択・取り扱いができることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を行なう。授業中の質問は出席番号札により指名する。
注意点:
公休以外の理由による追試験は行なわない。追試験は80点満点とする。

1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
鉄鋼材料(特殊鋼)
特殊元素の分類とその作用について説明できる。
2週 鉄鋼材料(特殊鋼) 焼入れ硬化能について説明と計算ができる。
3週 鉄鋼材料(特殊鋼) 焼入れ部品の設計について説明できる。
特殊鋼の焼もどしについて説明できる。
4週 鉄鋼材料(特殊鋼) 構造用特殊鋼の種類と特徴や用途を説明できる。
5週 鉄鋼材料(特殊鋼) 工具鋼・合金工具鋼・高速度鋼・焼結合金工具について説明できる。
6週 鉄鋼材料(特殊鋼) ステンレス鋼について説明できる。
7週 鉄鋼材料(特殊鋼) 耐熱鋼・耐熱合金・耐寒鋼・不変鋼について説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験答案の返却と解説
10週 鉄鋼材料(鋳鉄) 複平衡状態図にもとづいて凝固過程と組織の説明ができる。
11週 鉄鋼材料(鋳鉄) 鋳鉄の機械的性質について説明できる。
12週 非鉄金属材料(アルミニウム合金) アルミニウム合金の分類と熱処理について説明できる。
13週 非鉄金属材料(アルミニウム合金) 展伸用アルミニウム合金の種類と用途について説明できる。
14週 非鉄金属材料(アルミニウム合金) 鋳造用アルミニウム合金の種類と用途について説明できる。
15週 まとめ 後期末試験答案の返却と解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000