到達目標
１．二次元物体内の応力とひずみの関係式を示し、その間に成り立つ関係や法則を説明できる。
２．簡単形状の構造物の解析方法を挙げて，説明できる。
３．数値解法である有限要素法の概略を説明できる。
４．材料の弾塑性特性と降伏条件を説明できる。
５．弾塑性特性をもつはりの降伏開始モーメントと極限モーメントを計算できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 弾性体内部の応力，ひずみ及び変位の間の関係について説明でき，関係式を記述できる。 | 弾性体内部の応力，ひずみ及び変位の間の関係について説明できる。 | 弾性体内部の応力，ひずみ及び変位の間の関係について説明できない。 |
| 評価項目2 | 弾性体内部の応力及びひずみの解析方法を複数挙げて説明できる。 | 弾性体内部の応力及びひずみの解析方法を説明できる。 | 弾性体内部の応力及びひずみの解析方法を説明できない。 |
| 評価項目3 | 材料の弾塑性特性について説明でき，はりの塑性降伏開始モーメント及び極限モーメントを説明できる。 | 材料の弾塑性特性について説明できる。 | 材料の弾塑性特性について説明できる。 |
学科の到達目標項目との関係
【本校学習・教育目標（本科のみ）】 3
説明
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教育方法等
概要:
機械や構造物を適切に設計するためには，想定される外力に対して十分な強さを有しているか，あるいは変形が許容量以下であるかなどについて，あらかじめ推定できなくてはならない。弾性力学では，すでに学んだ材料力学を基礎として，さらに物体内部の詳細な応力，ひずみ，変位の解析方法を学ぶ。最終的には，物体の破損の考え方を理解し，安全な機械や構造物の設計の考え方・方法を身につける。塑性力学では材料の弾塑性特性を理解し，材料が降伏するときの構造物の挙動を理解する。
授業の進め方・方法:
各週の授業範囲の予習により授業範囲の概略を理解し，授業における解説により理解を深める。さらに，課題レポートにより理解をさらに深める。
注意点:
１．中間試験40%，期末試験40%，課題レポート20%で評価する。60点以上を合格とする。
２．試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
３．授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
授業ガイダンス |
授業概要，学習・教育目標，スケジュール，評価方法と基準等を理解する。
弾塑性力学の目的とその応用分野 ，弾塑性体の変形挙動 を説明できる。
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| 2週 |
弾性力学１ |
単純な応力状態での弾性力学を説明できる。
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| 3週 |
弾性力学２ |
外力を受ける物体内に発生する応力とひずみを説明できる。
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| 4週 |
弾性力学３ |
弾性力学の基礎方程式，応力の平衡方程式，ひずみの適合条件，応力－ひずみ関係を説明できる。
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| 5週 |
弾性力学４ |
２次元解析における平面応力状態と平面ひずみ状態を説明できる
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| 6週 |
弾性力学５ |
エアリの応力関数を用いた弾性力学の解法を説明できる。
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| 7週 |
弾性力学６ |
エアリの応力関数を用いて，簡単な構造物の応力解析ができる。
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| 8週 |
中間試験 |
中間試験により，理解が不十分な点を把握し，復習できる。
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| 4thQ |
| 9週 |
弾性力学７ |
弾性解析における有限要素法の原理を理解し，説明できる。
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| 10週 |
塑性力学１ |
材料の巨視的弾塑性挙動を理解し，説明できる。
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| 11週 |
塑性力学２ |
真応力，真ひずみの特徴について理解し，説明できる。
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| 12週 |
塑性力学３ |
応力－ひずみ曲線を表す数式モデルの例を複数挙げて説明できる。
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| 13週 |
塑性力学４ |
弾完全塑性はりの曲げ，極限モーメントを説明でき，計算できる。
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| 14週 |
塑性力学５ |
降伏条件（ミーゼスの降伏条件，トレスカの降伏条件）を説明でき，組合せ応力状態の物体が降伏するか否かを判断できる。
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| 15週 |
まとめ |
弾塑性力学で学んだ範囲を振り返り，理解の不十分な点を把握できる。
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| 16週 |
総括 |
期末試験の返却により，自身の理解が不十分であった点を把握し，復習できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題レポート | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | 80 | 20 | 0 | 100 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |