機械工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械工学実験Ⅰ
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 テーマ毎の指導書をガイダンスで各自製本する.テーマ毎の実験装置を使用する.
担当教員 西田 友久,村松 久巳,井上 聡,山中 仁,新冨 雅仁,前田 篤志,宮内 太積,喜多 和

到達目標

1.実験の成果を報告書としてまとめ,その内容について質問に答えることができる.
2.ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理することができる.
3.実験を通して自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.
4.工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析し,目的に関連付けて工学的に考察することができる.
5.技術者が経験する実務上の問題点と課題を理解し,技術者と社会の関連を説明できる.
6.工学技術に関する課題についてチームで取り組み,チーム内の自分の役割を把握し,行動できる.(E1-2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 実験の成果を報告書として期日までにまとめることができ,その内容について質問に答えることができる.□実験の成果を報告書としてまとめることができ,期限内に提出できる. □実験の内容について質問に詳細に答えることが出来る.□実験の成果を報告書としてまとめることができ,期限内に提出できる. □実験の内容について質問に答えることができる.□実験の成果を報告書としてまとめることができず,期限内に提出できない. □実験の内容について質問に答えることが出来ない.
評価項目2 ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理することができる.□ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理し,明解な図表によって報告することができる.□ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理し,図表によって報告することができる.□ワープロ,表計算ソフト等を活用して資料を処理できない.
評価項目3 実験を通して自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することが出来る.□実験を通して自然現象を観測し,現象の法則性を正確かつ詳細に抽出することができる.□実験を通して自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができる.□実験を通して自然現象を観測し,現象の法則性を抽出することができない
評価項目4 工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析し,工学的に考察することができる.□工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を正確に解析し,工学的に考察することができる.□工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析し,工学的に考察することができる.□工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験結果を解析できず,工学的に考察することができない.
評価項目5 技術者が経験する実務上の問題点と課題を理解し,技術者と社会の関連を説明できる.□技術者が経験する実務上の問題点と課題を理解し,技術者と社会の関連を明確に説明できる.□技術者が経験する実務上の問題点と課題を理解し,技術者と社会の関連を説明できる.□技術者が経験する実務上の問題点と課題を理解し,技術者と社会の関連を説明できない.
評価項目6 工学技術に関する課題についてチームで取り組み,チーム内の自分の役割を把握し,行動できる.(E1-2)□工学技術に関する課題についてチームで取り組むことができ,リーダーシップを発揮できる. □チーム内の自分の役割のみでなくメンバーの役割も把握し,適切に行動できる.□工学技術に関する課題についてチームで取り組むことができる. □チーム内の自分の役割を把握し,行動できる.□工学技術に関する課題についてチームで取り組めない. □チーム内の自分の役割を把握できず,行動できない.

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (E1) 説明 閉じる
実践指針のレベル (E1-2) 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 1 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学実験の目的は,機械工学に関する基礎的な現象または諸特性を自ら実験することにより直接体験し,理解することおよび実験技術や測定器の取り扱い法を習得することである.
授業の進め方・方法:
実験テーマにはいずれも単なる講義の補助ではなく,理論的方法とともに工学的内容をもったものを選定しており,実施にあたってはクラスをグループに分け,複数のテーマを交替で実験を行う.
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
3.レポート点を100%として評価する.授業目標4(E1-2)が標準基準(6割)以上で,かつ科目全体で60点以上の場合に合格とする.評価基準については,成績評価基準表による.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業概要,学習・教育目標,スケジュール,評価方法と基準等の説明,実験指導書の配布
2週 報告書の書き方 実験報告書の書き方指導・安全教育
3週 材料力学(1) 引張り試験
4週 材料力学(1) ねじり試験
5週 材料力学(1) レポート指導
6週 水力学(1) 流れの可視化
7週 水力学(1) 流量係数の測定
8週 水力学(1) レポート指導
2ndQ
9週 測定工学(1) 表面あらさの測定
10週 測定工学(1) 歯車の解析
11週 測定工学(1) レポート指導
12週 デジタルエンジニアリング(1) 3D-CADの基本操作(1)
13週 デジタルエンジニアリング(1) 3D-CADの基本操作(2)
14週 デジタルエンジニアリング(1) レポート指導
15週 金属材料学(1) 鉄鋼の顕微鏡組織試験
16週
後期
3rdQ
1週 金属材料学(1) 鉄鋼の熱処理
2週 金属材料学(1) レポート指導
3週 前半のまとめ 第3~17回に実施した工学実験のまとめ
4週 材料力学(2) 衝撃試験
5週 材料力学(2) 硬さ試験
6週 水力学(2) 管摩擦係数の測定
7週 水力学(2) 円管内の乱流の速度分布
8週 技術者の社会的役割 企業技術者による講義(実務上の問題点と課題ならびに技術者と社会の関連について考える)
4thQ
9週 測定工学(2) 空気圧縮機の性能試験(1)
10週 測定工学(2) 空気圧縮機の性能試験(2)
11週 デジタルエンジニアリング(2) 3D-CADデータの活用(1)
12週 デジタルエンジニアリング(2) 3D-CADデータの活用(2)
13週 デジタルエンジニアリング(2) 熱分析法(1)
14週 金属材料学(2) 熱分析法(2)
15週 まとめ 工学実験のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力030000030
専門的能力060000060
分野横断的能力010000010