到達目標
本科3年後期の「医用工学基礎I」で学んだ生体物性の理解のもとに、電気的、力学的、化学的信号として生体物性を計測し、処理することができる。特に、現在開発されている計測・診断・治療にかかわる医用機器の動作原理を理解し、医学・医療における機器工学の重要性を説明できる。これらの知見を基盤とし、医療機器の開発者もしくは臨床工学技士として活用できる、基本的な考え方と姿勢を身につける。
・計測・診断にかかわる医用機器の原理及び使用上の注意点を説明できる.
・治療にかかわる医用機器の原理及び使用上の注意点を説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
計測・診断にかかわる医用機器の原理及び使用上の注意点を説明できる. | 計測・診断にかかわる医用機器の原理及び使用上の注意点を説明できる. | 計測・診断にかかわる医用機器の原理を説明できる. | 計測・診断にかかわる医用機器の原理を説明できない. |
治療にかかわる医用機器の原理及び使用上の注意点を説明できる. | 治療にかかわる医用機器の原理及び使用上の注意点を説明できる. | 治療にかかわる医用機器の原理を説明できる. | 治療にかかわる医用機器の原理を説明できない. |
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学科の到達目標項目との関係
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3
説明
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教育方法等
概要:
医用工学は、医学と工学の境界領域にあって、工学的な技術や理論、考え方を広く医学・医療全般に応用する学際的学問分野である。関係する工学は、電気・電子工学、機械工学、材料工学、情報工学など広い工学領域を含む。「医用工学基礎I」に引き続き、工学系技術を医学・医療へ応用した医用機器及びその安全管理について学び、工学技術者として学際分野へ展開する素養の養成を図る。
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に行う。講義内容は教科書の流れで進め,補足内容を適宜プリント配布し解説する。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
医用工学の概要を理解できる。
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2週 |
計測・診断にかかわる医用機器(1) |
血流計・超音波ドップラー血流計を説明できる。
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3週 |
計測・診断にかかわる医用機器(2) |
心拍出量計を説明できる。
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4週 |
計測・診断にかかわる医用機器(3) |
呼吸流量計・パルスオキシメータを説明できる。
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5週 |
計測・診断にかかわる医用機器(4) |
血液ガス分析装置・経皮的血液ガス分析装置を説明できる。
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6週 |
計測・診断にかかわる医用機器(5) |
超音波診断装置を説明できる。
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7週 |
計測・診断にかかわる医用機器(6) |
X線CTを説明できる。
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8週 |
計測・診断にかかわる医用機器(7) |
MRIを説明できる。
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2ndQ |
9週 |
計測・診断にかかわる医用機器(8) |
MRIを説明できる。
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10週 |
治療にかかわる医用機器(1) |
血液浄化装置を説明できる。
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11週 |
治療にかかわる医用機器(2) |
体外循環装置を説明できる。
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12週 |
治療にかかわる医用機器(3) |
人工呼吸器を説明できる。
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13週 |
治療にかかわる医用機器(4) |
ペースメーカ・除細動器を説明できる。
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14週 |
治療にかかわる医用機器(5) |
電気メス・電撃に対する人体反応を説明できる。
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15週 |
授業のまとめ |
これまでの授業内容を理解し説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 90 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |