(学際科目)医用工学基礎Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 (学際科目)医用工学基礎Ⅰ
科目番号 2018-221 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 臨床工学シリーズ6 「医用工学概論」 島津秀昭他著 日本生体医工学会監修(コロナ社)
担当教員 芹澤 弘秀

到達目標

1.生体物性の基礎を理解し、生体組織の物理的性質について説明できる。
2.生体信号の計測と処理の方法を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.生体物性の基礎を理解し、生体組織の物理的性質について説明できる。生体物性の基礎を十分に理解しており、生体組織の物理的性質について詳しく説明できる。生体物性の基礎を理解しており、生体組織の物理的性質について要点を説明できる。生体物性の基礎を理解しておらず、生体組織の物理的性質について説明できない。
2.生体信号の計測と処理の方法を理解し、説明できる。生体信号の計測と処理の方法を十分に理解しており、それを詳しく説明できる。生体信号の計測と処理の方法を理解しており、その要点を説明できる。生体信号の計測と処理の方法を理解しておらず、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
医用工学は、医学と工学の境界領域にあって、工学的な技術や理論、考え方を広く医学・医療全般に応用する学際的学問分野である。関係する工学は、電気・電子工学、機械工学、材料工学、情報工学など広い工学領域を含む。医学系の専門基礎を学ぶとともに、工学系技術を医学・医療へ応用した医用機器及びその安全管理について学び、工学技術者として学際分野へ展開する素養を養成を図る。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行い、適宜、課題レポートを課す。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
3.中間試験35%、期末試験35%、レポート20%、授業態度10%で評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ガイダンス、境界領域としての医用工学
2週 生体物性1 生体物性の必要性
3週 生体物性2 電気的な性質(1)
4週 生体物性3 電気的な性質(2)
5週 生体物性4 電気的な性質(3)
6週 生体物性5 力学的・流体的な性質
7週 生体物性6 波動・熱に対する性質
8週 生体信号と処理1 生体信号の種類・特徴と計測
4thQ
9週 生体信号と処理2 波形解析に必要な数学(1)
10週 生体信号と処理3 波形解析に必要な数学(2)
11週 生体信号と処理4 診断装置での数学の応用
12週 計測・診断にかかわる医用機器1 生体の電気現象の計測
13週 計測・診断にかかわる医用機器2 心電図、脳波計
14週 計測・診断にかかわる医用機器3 筋電計と誘発筋電計
15週 計測・診断にかかわる医用機器4 生体の物理・化学現象の計測
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験レポート授業態度合計
総合評価割合35352010100
基礎的能力35352010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000