歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 2023-199 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 詳説世界史(木村靖二・佐藤次高・岸本美緒、山川出版社)、最新世界史図説タペストリー(帝国書院)
担当教員 (社会科 非常勤講師),鈴木 登

到達目標

歴史学習によって、この複雑な現代の世界を考える視点を持ち、歴史学習によって純粋に歴史や文化に興味を持つことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1歴史学習によって、この複雑な現代の世界を考える視点を持ち、歴史学習によって純粋に歴史や文化に興味を十分に持つことができる。歴史学習によって、この複雑な現代の世界を考える視点を持ち、歴史学習によって純粋に歴史や文化に興味を持つことができる。歴史学習によって、この複雑な現代の世界を考える視点を持ち、歴史学習によって純粋に歴史や文化に興味を持つことができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
世界の主要地域における近現代史を学習する。
授業の進め方・方法:
プリントと共に視聴覚教材を使い、近代史のイメージを作り上げ、講義で詳しい知識を与えていく。学生が近現代史の大きな流れをつかめるようになること、またそれによって歴史への興味を持てるようになり、現代社会への理解のプラスになることを目標とする。試験を60%、授業への取り組み姿勢10%、課題30%で評価する。
注意点:
評価については、評価割合に従って行います。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ロシア・ウクライナの歴史 Ⅰ 現在もっとも問題になっているロシア・ウクライナの歴史と現状について理解できる。
2週 ロシア・ウクライナの歴史 Ⅱ 同上
3週 大航海時代と主権国家体制 西欧の世界進出の過程を理解できる。
4週 宗教改革・オランダ独立戦争・イギリス革命 西欧の覇権国家の移り変わりを知ることができる。
5週 北米植民地の形成 北米植民地の獲得戦におけるイギリスの優位を理解できる。
6週 アメリカ合衆国の独立 合衆国の建国精神・支配的政治思想について理解できる。
7週 19世紀のアメリカ合衆国と帝国主義時代 領域拡大と南北戦争後の工業国家化について理解できる。
8週 アメリカ黒人の歴史 Ⅰ 奴隷制度の過酷さ、非人間性が理解できる。
2ndQ
9週 アメリカ黒人の歴史 Ⅱ 黒人奴隷解放後の差別について理解できる。  
10週 アメリカ黒人の歴史 Ⅲ 黒人差別撤廃運動の苦闘と意義について理解できる。
11週 ドイツの統一 ドイツの歴史の特徴を理解できる。
12週 第一次世界大戦 帝国主義と総力戦、民族主義について理解できる。
13週 ロシア革命 社会主義国家誕生の背景について理解できる。
14週 ファシズムの台頭 Ⅰ ファシズム国家成立の背景について理解できる。
15週 ファシズムの台頭 Ⅱ ファシズム国家の内外の政策の特徴について理解できる。
16週
後期
3rdQ
1週 第二次世界大戦 Ⅰ なぜ再び大戦が起きたのか、主たる要因を理解できる。
2週 第二次世界大戦 Ⅱ 大戦の経過を理解できる。
3週 ナチスの時代 なぜワイマール共和国のドイツにナチス政権ができたのか、理解できる。
4週 ホロコースト Ⅰ DVD上映Ⅰ 残忍なユダヤ人迫害と殺戮を映画を通して知り、その原因のいくつかを理解できる。
5週 ホロコースト Ⅱ DVD上映Ⅱ 同上
6週 戦後のドイツ 戦後ドイツの第二次大戦に関する歴史認識と周辺諸国との関係を理解できる。
7週 東西冷戦と核兵器 冷戦のもたらしたものと核兵器の恐怖を理解できる。
8週 アメリカ黒人の歴史 Ⅳ 1964年の公民権法成立の意義と、黒人の現状について理解できる。
4thQ
9週 ベトナム戦争 ベトナム戦争を通してアメリカの外交の特徴と問題点を理解できる。
10週 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教 世界の中心的宗教について、歴史的に概観できる。
11週 第一次世界大戦後の西アジア 第一次世界大戦中のイギリスの西アジア政策と後に与えた影響を理解できる。
12週 第二次世界大戦後の中東Ⅰ イスラエル建国と中東戦争、パレスチナ問題のあらましを理解できる。
13週 第二次世界大戦後の中東Ⅱ 第二次世界大戦後の欧米・ソ連と中東諸国との関係の基本を理解できる。
14週 現代の世界情勢 特に重要な世界情勢の基礎を理解できる。
15週 まとめ 1年間の授業の重要なポイントを理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前11
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前7,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後11
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後6,後7,後9,後12,後13
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3後14,後15
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。1前1,前2,前8,前9,前10,後4,後5,後8,後10

評価割合

試験発表相互評価態度課題その他合計
総合評価割合600010300100
基礎的能力600010300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000