プログラミング

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プログラミング
科目番号 2023-214 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 p5.jsプログラミングガイド (改訂版),松田 晃一, カットシステム
担当教員 高矢 昌紀

到達目標

 □ コンピュータを用いたプログラムの開発手順が説明できる。
 □ アルゴリズムをフローチャートに表すことができる。
 □ 構造化プログラミングの概念を説明できる。
 □ 条件分岐や反復などの構造を記述できる。
 □ 参照型データと値型データの違いを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータを用いたプログラムの開発手順が詳細に説明できる。コンピュータを用いたプログラムの開発手順が説明できる。コンピュータを用いたプログラムの開発手順が説明できない。
評価項目2アルゴリズムをフローチャートに表すことができ,かつ,説明することができる。アルゴリズムをフローチャートに表すことができる。アルゴリズムをフローチャートに表すことができない。
評価項目3構造化プログラミングの概念を詳細に説明できる。構造化プログラミングの概念を説明できる。構造化プログラミングの概念を説明できない。
評価項目4条件分岐や反復などの構造をフローチャートで記述でき,かつ,使い分けについて説明できる。条件分岐や反復などの構造をフローチャートで記述でき,かつ,使い分けについて説明できる。条件分岐や反復などの構造をフローチャートで記述でき,かつ,使い分けについて説明できる。
評価項目5参照型データと値型データの概念と違いを詳細に説明できる。参照型データと値型データの概念と違いを説明できる。参照型データと値型データの概念と違いを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータを十分に活用するためにはアプリケーションソフトウェアが必要である。アプリケーションの開発にはプログラミングの知識が欠かせない。本講義では,教育用プログラミング言語の一つであるProcessingを利用して簡単なプログラムが作成できるよう必要な知識や技術について学ぶ。随時,コンピュータを利用した演習も行う。
授業の進め方・方法:
プログラミングを行うための基本的な知識を修得し,演習を通じて以下の項目が行えるようにする。
 □ コンピュータを用いたプログラムの開発手順が説明できる。
 □ アルゴリズムをフローチャートに表すことができる。
 □ 構造化プログラミングの概念を説明できる。
 □ 条件分岐や反復などの構造を記述できる。
 □ 参照型データと値型データの違いを説明できる。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業についての説明を理解し、流れ図について説明できる。
2週 プログラミング言語の基礎 プログラム作成の基本操作を習得し,Hello Worldを表示するプログラムを作成ならびに実行することができる
3週 入出力と演算 入出力の機能を理解しコーディングができる。
4週 入出力と演算 データの入出力の概要を説明しコードを記述することができる。
データと演算子について説明することができ、コードを記述することができる。
5週 演習 「入出力と演算」に関する演習課題を実装することができる。
6週 分岐と繰り返し 制御文と条件式,if文を理解し説明することができる。
for文 foreach文を理解し説明することができる。
これらの制御構文を使って簡単なアルゴリズムを実装することができる。
7週 配列と文字列 配列,配列の初期化,多次元配列を理解し説明することができる。
8週 配列と文字列 文字列,文字列関数,文字関数を理解し説明することができる。
2ndQ
9週 演習 「分岐と繰り返し」および「配列と文字列」に関する演習課題を実装することができる。
10週 オブジェクト指向 オブジェクト指向の概念を理解し説明することができる
11週 値型と参照型データ 参照型データの特徴を理解し説明することができる
12週 自由課題作成 作成するプログラムの特徴を説明することができる
13週 自由課題作成 これまで学んだ内容を使ってコードを記述することができる
14週 プレゼン資料作成 自由課題を作成するに至った背景,工夫点課題などを盛り込んだ資料を作成することができる。
15週 プレゼン発表 プレゼン資料をつかって,自身の作品を紹介することができる。受けた質問に対して適切な回答ができる。
16週
後期
3rdQ
1週 クラスとインスタンス クラスとインスタンスの概念を理解し説明することができる
2週 演習 「オブジェクト指向」に関するに関する演習課題を実装することができる
(class Denkimaru)
3週 関数 関数の引数と戻り値について説明することができる
4週 関数 再帰,算術関数の概念を理解し説明することができる。
5週 関数 動的型付け言語における関数の挙動について説明することができる
6週 演習 「関数」に関する演習課題を実装することができる。
7週 グラフィックス p5.js上で円や四角形などの基本図形を描画することができる。
8週 ファイル・テキスト処理 テキストファイルの入出力,テキスト処理を行うことができる。
4thQ
9週 microbit開発1 micro:bit code editorをつかいブロックを組んでmicrobitを制御することができる
10週 microbit開発2 microbit code editorをつかい,javascriptコードで基本的な操作を行うことができる
11週 microbit開発3 microbit code editorをつかい,javasciptコードで外部素子のデータ入出力を行うことができる
12週 課題作成 microbitとp5.jsを組み合わせた最終課題において
microbitのプログラムをコードを作成することができる
13週 課題作成 mictobitとp5.jsを組み合わせた最終課題において
これまで学んだアルゴリズムを組み合わせ
p5.jsのプログラムをコードを作成することができる
14週 プレゼン資料作成 自由課題を作成するに至った背景,工夫点課題などを盛り込んだ資料を作成することができる。
15週 最終発表と総括 自身の作品を紹介することができる。受けた質問に対して適切な回答ができる。一年間の内容を説明することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前6,前7
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3後13
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3後14

評価割合

試験課題レポート報告会での発表授業態度合計
総合評価割合20353510100
基礎的能力101515545
専門的能力102020555
分野横断的能力00000