言語文化

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 言語文化
科目番号 2025-231 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『精選 言語文化』(東京書籍)、『学習課題ノート 精選言語文化』(東京書籍)、『新国語便覧』(大修館書店) 必要に応じて「国語辞典」「漢和辞典」「古語辞典」(指定なし)
担当教員 芳賀 多美子

到達目標

1. 文芸的文章(古代~現代)の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を把握することができる。
2. 文芸的文章(古代~現代)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を磨き、伝統的な言語文化に興味・関心を持つことができる。
3. 代表的な文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明できる。
4. わが国の言語文化に関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に文章読解をすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 文芸的文章(古代~現代)の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を正確に読みとるだけでなく、比喩・象徴的意味まで理解した上で鑑賞することができる。 文芸的文章(古代~現代)の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を把握することができる。 文芸的文章(古代~現代)の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を把握することができない。
評価項目2文芸的文章(古代~現代)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を磨き、伝統的な言語文化に興味・関心を広げ、自身の教養水準向上に効果的に活用することができる。文芸的文章(古代~現代)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を磨き、伝統的な言語文化に興味・関心を持つことができる。文芸的文章(古代~現代)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を磨き、伝統的な言語文化に興味・関心を持つことができない。
評価項目3代表的な文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを文学史上の位置づけを高い水準で理解し、正確に説明できる。代表的な文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明できる。代表的な文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明できない。
評価項目4わが国の言語文化に高い水準で関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に文章読解をすることができる。わが国の言語文化に関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に文章読解をすることができる。わが国の言語文化に関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に文章読解をすることができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
わが国の言語文化に触れる中で、思考力や想像力を伸ばし、心情を豊かにし、言語感覚を磨き、言語文化を尊重してその向上をはかる態度を育てる。文芸的文章を読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ方、考え方を広くし、自らの人生を豊かにする態度を育てる。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行うが、適宜アクティブラーニングを導入することもある。。古代から現代の文芸的文章をバランスよく扱い、それぞれの読解上の注意点や味読のポイントを確認しながら全体像の把握に努める。また学習課題ノートを用い、問題演習を通して知識の定着をはかる。基本的な漢字や語彙については小テストで知識定着の確認を行う場合もある。
注意点:
オフィスアワー:原則として放課後(16:30-17:00)に質問を受け付ける。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス概説
【現代文編】随筆「言葉を届ける」「耳覚めの季節」
高専の国語教育のあり方、授業の進め方、評価方法などについて理解できる。
言葉の重要性を知り、心豊かに読むことができる。
2週 図書館オリエンテーション 自らの目的に応じて、図書の検索、および印刷物を通じての情報収集・分析をすることができる。
3週 【現代文編】随筆「言葉を届ける」「耳覚めの季節」
言葉の重要性を知り、心豊かに読むことができる。
4週 【現代文編】小説「羅生門」 登場人物の心情を理解して、自分なりの感想を持つことができる。
5週 【現代文編】小説「羅生門」 登場人物の心情を理解して、自分なりの感想を持つことができる。
6週 【古文】「今昔物語集」 説話文学について知識を持ち、作品世界を味わうことができる。
7週 中間試験返却・解説
【現代文】【古文】翻案作品を原作と読み比べる
中間試験までの学習を振り返ることができる。
古典の言葉遣いや表現について理解を深め、現代作品との違いを知ることができる。
8週 【古文】「宇治拾遺物語」 説話文学について知識を持ち、作品世界を味わうことができる。
2ndQ
9週 【現代文】【古文】翻案作品を原作と読み比べる 古典の言葉遣いや表現について理解を深め、現代作品との違いを知ることができる。
10週 【漢文】訓読の基本 漢文の訓読についての基礎知識を確認し、自ら訓読することができる。
11週 【漢文】訓読の基本 漢文の訓読についての基礎知識を確認し、自ら訓読することができる。
12週 【現代文編】【古文編】「恋の歌を読み比べる」 古典和歌から現代楽曲までを通観して、人の思いを感じ取ることができる。
13週 【現代文編】【古文編】「恋の歌を読み比べる」 時代の異なる歌を読み比べ、感じたことを整理して伝えることができる。
14週 【現代文編】【古文編】「恋の歌を読み比べる」
【言語活動】文学碑を調べる
学習を踏まえて自分自身の思いを作品として創作することができる。
自分の住む地域の文化に目を向け、自らが調査したことを発表することができる。
15週 前期期末テスト返却・解説
【言語活動】文学碑についての発表
前期の学習を顧みることができる。
調査した文学碑について自分の見解を述べることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 【漢文】詩文 漢詩の形式ときまりについて基本的な知識を理解し、漢詩を味わうことができる。
2週 【漢文】詩文 漢詩の形式ときまりについて基本的な知識を理解し、漢詩を味わうことができる。
3週 【古文】【漢文】「枕草子」と「白氏長慶集」を読み比べる 古典の言葉遣いや表現について理解を深め、現代語との違いを知ることができる。
4週 【古文編】日記「土佐日記」 文学史上最古の日記文学について広く知識を得ることができる。
5週 【古文編】日記「土佐日記」 作品世界の奥行きを味わい、古典文学の世界観を知ることができる。
6週 【古文編】日記「土佐日記」 登場人物の心情を理解して、自分なりの感想を持つことができる。
7週 【古文編】日記「土佐日記」 登場人物の心情を理解して、自分なりの感想を持つことができる。
8週 中間試験答案返却・解説
【古文】作り物語「竹取物語」
中間試験までの学習を振り返ることができる。
最古の作り物語の文学史的な意味を確認し、作品世界を味わうことができる。
4thQ
9週 【古文】作り物語「竹取物語」
古典作品に描かれた「富士山」についての理解を深めることができる。
10週 【現代文】小説「富嶽百景」 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
11週 【現代文】小説「富嶽百景」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
12週 【現代文】小説「富嶽百景」 古典の世界の「富士山」と比較しながら、作品世界を味わうことができる。
13週 【漢文編】「孟子」 古代中国の思想について理解を深め、ものの見方・考え方を豊かにすることができる。
14週 【漢文編】「孟子」 古代中国の思想について理解を深め、ものの見方・考え方を豊かにすることができる。
15週 学習のまとめ・学年末試験答案返却・解説・授業アンケート実施 今年度の学習について顧みることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語文学作品(小説・随筆・詩歌・古典等)を文脈に即して鑑賞し、そこに描かれたものの見方や登場人物の心情を説明できる。3
言語的・文化的教養(語彙・知識等)に広く関心を持ち、そこで得られた知識や考え方を効果的な表現に活用できる。3
言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深め、自己を客観的に捉えたり自分の意見を述べることができる。3
常用漢字を中心に、日本語を正しく読み、表記できる。1
課題や条件に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前1

評価割合

テスト提出物等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000