電磁気学Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電磁気学Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 これならわかる電気数学 ほか プリントなど
担当教員 野毛 悟

到達目標

(1) 文字式による連立方程式をたてることができ,これを解くことができる
(2) 電磁気現象に必要な三角関数を理解し、加法定理をはじめとする三角関数の関係式を計算することができる.
(3) 複素数の計算ができる.
(4) 三角関数を含んだ微分、積分の計算が行なえる.
(5) 電界や電荷に作用する力、静電容量の計算が行える.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文字式による連立方程式をたてることができ,これを解くことができる
電磁気現象に必要な三角関数を理解し、加法定理をはじめとする三角関数の関係式を計算することができる
複素数の計算ができる

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 電磁気学は,工学的な専門分野の基礎となる重要な科目である.2年では,電磁気学への導入として学習に不可欠な電気数学を身につけるとともに、数学の表記で示される電磁気の基本事象のいくつかについて学習する.特にクーロン力、電荷と電界、電界と電位の関係や電流と磁界の関係を取り上げ学習する.
授業の進め方・方法:
毎回ワークシート形式の講義ノートを配布し、例題をベースにシートを完成させる。
練習問題を解く事により、理解を深めるように努める。
宿題あるいは次回の授業時に小テストを行い、知識の定着を図る。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 数と数式(1) 授業概要・目標,スケジュール,評価方法と基準等の説明  数と電気 因数分解
2週 数と数式(2) オームの法則 指数法則 1元1次方程式 1元2次方程式 連立1次方程式
3週 三角関数(1) 三角関数のグラフ 電圧・電流の波形 角速度 交流の一般式
4週 三角関数(2) 加法定理 2倍角・半角の法則
5週 三角関数(3) 逆三角関数 三角関数の関係
6週 電界と電位 クーロンの法則と電荷
7週 静電容量 静電容量とは 静電容量の計算
8週 前期中間試験 到達度チェック
2ndQ
9週 行列式 試験の解説と復習 行列式の計算方法 連立方程式と行列式 電気回路と行列式
10週 ベクトル ベクトルとスカラ 三角形法と平行四辺形法 交流回路とベクトル
11週 複素数(1) 複素単位と電気 複素数の性質 虚数 j の働き
12週 複素数(2) 複素数と正弦波との関係 ベクトルインピーダンス ド・モアブルの定理
13週 対数 常用対数 自然対数 デシベル
14週 総合演習(1) 練習問題
15週 前期末試験 期末試験を実施
16週 前期のまとめ 試験の解説と前期のまとめ
後期
3rdQ
1週 微分(1) 微分の定義 合成関数の微分
2週 微分(2) 三角関数の微分 指数関数の微分 対数関数の微分
3週 微分(3) 微分の応用
4週 不定積分(1) 不定積分とは 積分の性質 三角関数の積分
5週 不定積分(2) 置換積分
6週 不定積分(3) 部分積分
7週 後期中間試験 到達度チェック 
8週 電位差 電位の傾きと電界 
4thQ
9週 電流と磁界・電磁誘導 電流による磁気現象・電磁誘導現象とは
10週 定積分(1) 定積分の性質
11週 定積分(2) 置換積分法
12週 定積分(3) 部分積分法
13週 ガウスの定理 ガウスの定理
14週 総合演習(2) 練習問題
15週 後期末試験 期末試験を実施
16週 1年間のまとめ 試験解説・1年間のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験宿題小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801010000100
基礎的能力405500050
専門的能力405500050
分野横断的能力0000000