基礎数学Ⅱ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 基礎数学Ⅱ
科目番号 0010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 新基礎数学(大日本図書)/ 新基礎数学問題集(大日本図書)、新編 高専の数学1 問題集(森北出版)
担当教員 黒澤 恵光

到達目標

関数とは何かを説明でき、関数記号f(x)を用いることができる。2次関数の標準形を求めグラフを描くことができ、最大値・最小値を求めることができる。分数関数、無理関数を含め、グラフの平行移動、拡大・縮尺が理解できる。指数法則の拡張を理解でき、指数計算ができる。また、指数関数のグラフを描くことができる。対数の定義・性質を理解でき、そのグラフを描くことができる。三角比の概念を理解でき、図形への応用ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1右の標準的な到達レベルに加えて、その内容の応用問題 (新基礎数学問題集の STEP UP 程度の問題) も解くことができる。関数とは何かを説明でき、関数記号f(x)を用いることができる。2次関数の標準形を求めグラフを描くことができ、最大値・最小値を求めることができる。分数関数、無理関数を含め、グラフの平行移動、拡大・縮尺が理解できる。関数とは何かを説明できず、関数記号f(x)を用いることもできない。2次関数の標準形を求められず、グラフを描くこともできず、最大値・最小値を求めることもできない。分数関数、無理関数を含め、グラフの平行移動、拡大・縮尺が理解できない。
評価項目2右の標準的な到達レベルに加えて、その内容の応用問題 (新基礎数学問題集の STEP UP 程度の問題) も解くことができる。 指数法則の拡張を理解でき、指数計算ができる。また、指数関数のグラフを描くことができる。対数の定義・性質を理解でき、そのグラフを描くことができる。三角比の概念を理解でき、図形への応用ができる。 指数法則の拡張を理解できず、指数計算もできない。また、指数関数のグラフを描くこともできない。対数の定義・性質を理解できず、そのグラフを描くこともできない。三角比の概念を理解できず、図形への応用もできない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
数学を学んでいく上で、初等的な関数の定義と性質を理解することは重要である。この授業では、2次関数から始まり、べき関数、分数関数、無理関数、逆関数、指数関数、対数関数を学ぶ。また、三角関数につながる三角比について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行う。また、適宜、課題を出し、小テストを行う。課題は締切を守って提出すること。
注意点:
1. 試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2. 授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 教育目標・授業概要・評価方法等の説明、関数とグラフ 関数とグラフの定義を理解できる。
2週 2次関数のグラフ 2次関数の標準形を求めることができ、そのグラフを描くことができる。
3週 2次関数の最大・最小、2次関数と2次方程式 2次関数の最大値・最小値を求めることができる。判別式の値を求めることで、2次関数のグラフと x 軸との位置関係を判別できる。
4週 2次関数と2次不等式、演習 2次不等式を解くことができる。今まで習った基本的な問題を解くことができる。
5週 べき関数 べき関数のグラフを描くことができる。偶関数と奇関数の定義を理解できる。
6週 分数関数、無理関数(1) 分数関数、無理関数のグラフを描くことができる。対称なグラフの方程式を求めることができる。
7週 無理関数(2)、逆関数 無理関数のグラフを描くことができる。拡大・縮小したグラフの方程式を求めることができる。逆関数を求めることができる。
8週 前期中間試験とその解説 試験の間違いを直すことができる。
2ndQ
9週 累乗根、指数の拡張 累乗根と拡張された指数の定義を理解できる。指数法則を用いて、累乗の計算ができる。
10週 指数関数、演習 指数関数のグラフを描くことができる。今まで習った基本的な問題を解くことができる。
11週 対数、対数関数(1) 対数の定義を理解できる。対数の性質・底の変換公式を用いて、対数の計算ができる。対数関数のグラフを描くことができる。
12週 対数関数(2)、常用対数 対数の方程式・不等式を解くことができる。常用対数を用いて、問題を解くことができる。
13週 演習、鋭角の三角比 今まで習った基本的な問題を解くことができる。鋭角の三角比の定義を理解でき、その値を求めることができる。
14週 鈍角の三角比、三角形への応用(1) 鈍角の三角比の定義を理解でき、その値を求めることができる。正弦定理を用いて、問題を解くことができる。
15週 三角形への応用(2)、演習 余弦定理、三角形の面積の公式を用いて、問題を解くことができる。
16週 前期末試験とその解説 試験の間違いを直すことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題、春・夏休み明け試験、小テスト合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100