電子制御工学演習A

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電子制御工学演習A
科目番号 2018-310 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 わかりやすい振動工学(共立出版)数学の教科書、LabVIEW実践集中コース1、myRIOプロジェクトガイド等
担当教員 遠山 和之,青木 悠祐

到達目標

(1)数学・物理学・力学・その他専門科目の用語を理解し、慣れて、使えるようになる。
(2)学習を進めるうえでわからない点があれば、不明な点を整理し、学生自ら担当教員に積極的に相談に行くことができる。
(3)Solidworks等の設計ソフトウェアを用いて、図面が作成できるようになる。
(4)Arduino等のマイコンを用いて、電子回路を製作できるようになる。
(5)センサ等を用いた簡単なデジタル回路を組み、その基本的な動作を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1数学・物理学・力学・その他専門科目の用語を理解し、慣れて、使うことができる数学・物理学・力学・その他専門科目の用語を理解することができる数学・物理学・力学・その他専門科目の用語を理解することができない
評価項目2自学自習を進め、不明な点は自ら解決法を考えると共に、担当教員に積極的に相談に行くことができる。学習を進めるうえでわからない点があれば、不明な点を整理し、学生自ら担当教員に積極的に相談に行くことができる。学習を進めるうえでわからない点があれば、不明な点を整理し、学生自ら担当教員に積極的に相談に行くことができない
評価項目3要求仕様をもとに、アイディアを具現化し、Solidworks等の設計ソフトウェアを用いて、図面が作成できるSolidworks等の設計ソフトウェアを用いて、図面が作成できるSolidworks等の設計ソフトウェアを用いて、図面が作成できない
評価項目4Arduino等のマイコンを用いて、電子回路を製作し、機器制御を行うことができるArduino等のマイコンを用いて、電子回路を製作できるArduino等のマイコンを用いて、電子回路を製作できない
評価項目5センサ等を用いた簡単なデジタル回路を組み、その基本的な動作を理解するとともに、実際にデータ計測を行うことができる。センサ等を用いた簡単なデジタル回路を組み、その基本的な動作を理解できる。センサ等を用いた簡単なデジタル回路を組み、その基本的な動作を理解できない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
個々の編入学生の高等学校での教育課程を考慮して、本学科高学年の専門課程を学ぶ上で必要不可欠な数学・物理学・力学に関する知識の不足分を教授しながら、高等教育機関における基本的な勉強姿勢を指導する。特に高校課程における力学分野を微分・積分およびベクトルを用いて再構成し、工学数理Ⅰ、力学、数学の基礎的な教材の中から基礎的な問題の反復演習を重点的に行う中で、学生が自立的に目標設定を行い、学習を進める習慣を定着することを目標とする。また、機械製図、電子回路実習、計測機器による測定実験を通して、ものづくりの流れとなる計測・解析・設計・製作・制御の一通りの流れを体験的に学習することを目指す。
授業の進め方・方法:
到達目標に示す項目(1)~(4)について、以下の(a)、(b)、(c)によって到達度を確認する。
(a)問題となる現象を表現している方程式を記述できるかどうかをレポートと発表で確認する。
(b)方程式の物理的意味を理解し、説明できるかどうか、工学技術上の応用例を開設できるかどうかを、レポートと発表で確認する。
(c)Solidworks等による設計ソフトウェアやArduino等によるマイコンを用いて、自身が希望する設計・製作・制御する対象物を開発し、成果レポートで確認する。
(d)センサ等を用いた基本的なデジタル回路をmyRIOを用いた教材を使用して学習する。その成果をノート及びレポートで確認する。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期オリエンテーション 高専で勉強するということは・・・。
2週 演習問題
3週 演習問題
4週 演習問題
5週 演習問題
6週 演習問題
7週 演習問題
8週 演習問題
2ndQ
9週 製作実習
10週 製作実習
11週 製作実習
12週 製作実習
13週 製作実習
14週 製作実習
15週 製作実習
16週 製作実習
後期
3rdQ
1週 後期オリエンテーション
2週 LabVIEW演習1 LabVIEWによるプログラミングの基本
3週 LabVIEW演習2 VIのトラブルシューティングとデバック
4週 LabVIEW演習3 VIの実装
5週 LabVIEW演習4 モジュール式アプリケーションの開発
6週 LabVIEW演習5 データストラクチャの作成と再利用
7週 LabVIEW演習6 ファイルとハードウェアリソースの管理
8週 LabVIEW演習7 シーケンシャル及びステートマシンのアルゴリズム
4thQ
9週 myRIOを用いた演習1 マイクロフォン
10週 myRIOを用いた演習2 ブザー/スピーカー
11週 myRIOを用いた演習3 モータ
12週 myRIOを用いた演習4 ロータリーエンコーダ
13週 myRIOを用いた演習5 フォトインタラプタ
14週 myRIOを用いた演習6 ホール効果センサ・圧電効果センサ
15週 myRIOを用いた演習7 自由課題
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポートノート検査合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100