物理Ⅱ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 物理Ⅱ
科目番号 2018-370 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 初歩から学ぶ基礎物理学、熱・波動、電磁気・原子(大日本図書)、熱・波動問題集、電磁気・原子問題集(大日本図書)
担当教員 住吉 光介

到達目標

自然現象を物理法則のもとで理解することができる。前期:波動現象について理解することができる。波の基本的な物理量、音や光の現象における物理法則を取り扱うことができる。後期:静電場・磁場の性質、電流と磁場の関係、電磁誘導について理解して、物理法則を取り扱うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1波の基本的な物理量を扱い応用することができる波の基本的な物理量を扱うことができる。波の基本的な物理量を扱うことができない
評価項目2音や光の現象における物理法則を取り扱い応用することができる音や光の現象における物理法則を取り扱うことができる音や光の現象における物理法則を取り扱うことができない
評価項目3静電場の性質を理解して応用できる静電場の性質を理解できる静電場の性質を理解できない
評価項目4電流と磁場の関係、電磁誘導について理解して応用できる電流と磁場の関係、電磁誘導について理解できる電流と磁場の関係、電磁誘導について理解できない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年物理の知識を元に、自然現象や日常生活で現れる事柄に潜む物理法則について実験例を通じて学ぶ。定性的な理解を深めるとともに、数式を用いて定量的に物理法則を扱う。前期には波動現象、音、光に関する法則による記述と現象の取り扱いについて学ぶ。後期には静電場・磁場について学び、電磁気学の基礎について理解する。1年物理の知識を元に、自然現象や日常生活で現れる事柄に潜む物理法則について実験例を通じて学ぶ。定性的な理解を深めるとともに、数式を用いて定量的に物理法則を扱う。前期には波動現象、音、光に関する法則による記述と現象の取り扱いについて学ぶ。後期には静電場・磁場について学び、電磁気学の基礎について理解する。本講義を通して,物理学の基本知識を自らの工学分野に応用できることを学ぶ。
授業の進め方・方法:
1年物理をもとに、音や光などの波動現象、電気・磁気の現象を身の回りの現象との関連を考えながら、授業を進める。実際の現象をデモ実験で見ることを交えながら、波動や電磁場の概念を理解していく。また、問題演習プリントにより計算や作図などの練習をおこなう。
注意点:
定期試験の通算平均成績で評価することが基本である。全体の期間を通じた平均評価が満点の60%に達したものを合格とする。定期試験の点数以外に,ノートのまとめ・実験レポート・課題の提出・演習問題の板書・授業に対する姿勢などの評価を,該当する期間の評価に最大20%まで加味することがある。各回の定期試験で合格点に満たない者には課題を与えて提出物・口頭試問・再試験などによって達成度を確認することにより合格最低点を限度として該当の回について加点することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・波動1 波の基本量を扱う
2週 波動2 波の表し方(グラフ)
3週 波動3 波の重ね合わせ
4週 波動4 波の反射・定常波
5週 波動5 波の屈折・干渉
6週 波動6 波の式・正弦波
7週 まとめと演習
8週 前期中間演習
2ndQ
9週 音1 音波の性質
10週 音2 弦の振動
11週 音3 気柱の振動
12週 音4 ドップラー効果
13週 光1 光の性質
14週 光2 光の干渉・回折
15週 まとめ・問題演習
16週
後期
3rdQ
1週 静電気1 ガイダンス・静電気
2週 静電気2 クーロンの法則
3週 静電気3 電場
4週 静電気4 電場の重ね合わせ
5週 静電気5 電位と仕事
6週 静電気6 電場中の物体
7週 まとめ・問題演習
8週 後期中間演習
4thQ
9週 電流と磁場1 ガイダンス・電流
10週 電流と磁場2 磁場
11週 電流と磁場3 電流と磁場
12週 電流と磁場4 電流が受ける力
13週 電流と磁場5 ローレンツ力
14週 電流と磁場6 荷電粒子の円運動
15週 電流と磁場7 電磁誘導の法則
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。2
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。2
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。2
他者の意見を聞き合意形成することができる。2
合意形成のために会話を成立させることができる。2
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。2
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2
事実をもとに論理や考察を展開できる。2
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000