オブジェクト指向言語

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 オブジェクト指向言語
科目番号 2020-283 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 東京大学のデータサイエンティスト育成講座 ~Pythonで手を動かして学ぶデ―タ分析~(マイナビ出版)
担当教員 鈴木 静男

到達目標

1. Python言語を用いて実用的なアプリケーションソフトウェアを設計・開発できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Python言語を用いて実用的なアプリケーションソフトウェアを設計・開発できる。Python言語を用いて実用的なアプリケーションソフトウェアを設計・開発できる。Python言語を用いて基本的なアプリケーションソフトウェアを設計・開発できる。Python言語を用いてアプリケーションソフトウェアを設計・開発できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
Python言語を利用したアプリケーションソフトウェア開発について学習する。
授業の進め方・方法:
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。
2.試験と課題を通じてPython言語を用いたアプリケーションソフトウェア開発の理解度を評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 人工知能等が注目される一方で、いろいろな誤解や過剰な期待がされていることもあります。この授業により、データサイエンスや人工知能等を使って何ができて何ができないのか、概略を説明できる。
2週 Pythonの基礎 Jupyter Notebookの使い方、リストと辞書型、条件分岐とループ、関数、クラスとインスタンスの基礎が理解できる。
3週 科学計算、データ加工、グラフ描画ライブラリの使い方の基礎 データ分析で使うライブラリ、Numpyの基礎、行列、Scipyの基礎、Pandasの基礎、Matplotlibの基礎が理解できる。
4週 記述統計と単回帰分析 統計解析の種類、データの読み込みと対話、記述統計、単回帰分析の概略を理解できる。
5週 確率と統計の基礎 確率、確率変数と確率分布、応用:多次元確率分布、推計統計学、統計的推定、統計的検定の基礎が理解できる。
6週 Pythonによる科学計算(NumpyとScipy) Numpyを使った計算の応用、Numpyの演算処理、配列操作とブロードキャスト、Scipyを使った計算の応用の基礎が理解できる。
7週 Pandasを使ったデータ加工処理 Pandasの基本的なデータ操作、データの結合、データの操作と変換、データの集約とグループ演算、欠損データと異常値の取り扱いの基礎、時系列データの取り扱いの基礎が理解できる。
8週 Matplotlibを使ったデータ可視化 データ可視化の基礎が理解でき、応用として分析結果の見せ方を考えることができる。
4thQ
9週 機械学習の基礎(教師あり学習)その1 機械学習の全体像、重回帰、ロジスティック回帰、 正則化項のある回帰:ラッソ回帰、リッジ回帰の概略を理解できる。
10週 機械学習の基礎(教師あり学習)その2 決定木、k-NN(k近傍法)、サポートベクターマシンの概略を理解できる。
11週 機械学習の基礎(教師なし学習)その1 教師なし学習、 クラスタリングの概略を理解できる。
12週 機械学習の基礎(教師なし学習)その2 主成分分析の概略を理解できる。
13週 モデルの検証方法とチューニング方法その1 モデルの評価と精度を上げる方法、モデルの評価とパフォーマンスチューニングの概略を理解できる。
14週 モデルの検証方法とチューニング方法その2 アンサンブル学習の概略を理解できる。
15週 まとめ これまでの復習を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000