日本語

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語
科目番号 2020-317 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 留学生のためのここが大切文章表現のルール、大学・大学院生の日本語⑤漢字・語彙編
担当教員 (教養科 非常勤講師),高澤 啓子

到達目標

講義や研究発表、学習活動に必要な日本語を聞いて正確に理解し、聞いたことをまとめ、適切な対応が出来る。
知識として得た日本語を実際に使用してレポートを書いたり、コミュニケーションが出来る。  
理系の教科書の読解、講義の聴講、実験・実習を円滑に行うことが出来る。理系の分野の論理的で明快な科学技術日本語と、アカデミックな日本語、日常生活の中で使われる日本語の違いを理解出来る。
「日本(人・社会)」という異文化を自国と比較しながら理解し、カルチャーショックを克服出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語を聞いて正確に理解し、聞いたことをまとめ、適切な対応ができる日本語を聞いてに理解し、聞いたことをまとめ、対応ができる日本語を聞いてに理解し、聞いたことをまとめ、対応ができない
評価項目2日本語を用いて適切にレポートを作成し、適切なコミュニケーションができる日本語を用いてレポートを作成し、コミュニケーションができる日本語を用いてレポートを作成し、コミュニケーションができない
評価項目3専門的に関する日本語を適切に理解したり、文化的な違いに適切に対応できる専門的に関する日本語を理解したり、文化的な違いに対応できる専門的に関する日本語を理解したり、文化的な違いに対応できない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本での留学生活を送る上で必要なコミュニケーション能力と、日本の高等教育機関で学習研究活動を行うために必要な日本語能力を養う。日本語で表現されていることを理解し、情報同士の関係を理解し、理解した情報を活用して論理的に妥当な解釈を導く能力を養う。基本的に日本語能力試験N2レベル程度の日本語(および一部英語)で授業を実施するので前年度中にN2を取得していることが望ましい。
授業の進め方・方法:
授業計画に従い対面授業を実施します。少人数クラスのメリットを生かし個々の学生と対話しながら授業を進めます。
注意点:
評価については、評価割合に従って行います。但し、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 自己紹介。授業の概要、評価基準等が理解できる。地震と防災について理解できる。
2週 文法・文型1 助詞が正しく使える。
3週 漢字・語彙1 進学に関する漢字が読める。
4週 文法・文型2 ことばの形の使い分けができる。
5週 漢字・語彙2 出願書類に関する漢字が読める。
6週 文法・文型3 自動詞・他動詞・受け身の使い方がわかる。
7週 漢字・語彙3 授業科目に関する漢字が読める。
8週 文法・文型4 呼応について理解し、正しく使うことができる。
2ndQ
9週 JLPT JLPT(日本語能力試験)N2レベルの問題が解ける
10週 JLPT JLPT(日本語能力試験)N2レベルの問題が解ける
11週 文法・文型5 文末表現が正しく調整できる。
12週 漢字・語彙4 授業に関する漢字が読める。
13週 スピーチ 自分の考えをスピーチコンテストで発表できる。
14週 スピーチ 自分の考えをスピーチコンテストで発表できる。
15週 スピーチ 自分の考えをスピーチコンテストで発表できる。
16週
後期
3rdQ
1週 文字・表記1 ひらがなと漢字をバランスよく使える。
2週 漢字・語彙5 日本語学習に関する漢字が読める。
3週 口頭発表 自分の母国について説明できる
4週 口頭発表 自分の母国について説明できる
5週 文字・表記2 同音異義語の中から正しい漢字を選択できる。
6週 漢字・語彙6 時間に関する漢字が読める。
7週 JLPT JLPT(日本語能力試験)N2レベルの問題が解ける
8週 JLPT JLPT(日本語能力試験)N2レベルの問題が解ける
4thQ
9週 文字・表記3 カタカナを正しく使うことができる。
10週 漢字・語彙7 接辞を正しく使うことができる。
11週 文字・表記4 読点を適切な場所に打つことができる。
12週 漢字・語彙8 人間関係に関わる語彙・漢字が理解できる。
13週 語彙・意味1 話し言葉と書きことばの違いがわかる。
14週 漢字・語彙9 環境に関する語彙・漢字が理解できる。
15週 語彙・意味2 似ている語彙・表現から正しいものを選択できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。2
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503002000100
基礎的能力30300200080
専門的能力200000020
分野横断的能力0000000