科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 古典
科目番号 2020-361 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「国語総合 古典編」(東京書籍)、「新国語便覧」(大修館書店)、プリント(適宜配布)、古語辞典
担当教員 小林 美恵子

到達目標

・代表的な古典文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明できる。(教養としての文学史知識)   
・古典を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。(関心・意欲・態度)
・古典に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。(読解力)
・古文・漢文特有の語彙・語法を理解できる(語彙・語法)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1代表的古典文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを高い水準で理解し、正確に説明できる。代表的古典文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明できる。代表的古典文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明することができない。
評価項目2古典を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げ、自身の教養水準向上に効果的に活用することができる。古典を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。古典を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができない。
評価項目3古典に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとるだけでなく、比喩・象徴的意味まで理解した上で鑑賞することができる。古典に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。古典に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができない。
評価項目4古文・漢文特有の語彙・語法を高い水準で理解できる。古文・漢文特有の語彙・語法を理解できる。古文・漢文特有の語彙・語法を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
古典を読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ方、考え方を広くし、古典についての理解や関心を深めることによって、自らの人生を豊かにする態度を育てる。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行う。語彙・語法・文法の知識を確認しながら、テキストの読解を行い、単元ごとに問題演習を行うことで知識の定着をはかる。また、適宜小テストを行い、あるいは課題の提出を求め、古典常識について理解を深める。
注意点:
1.教科書・便覧・古語辞典は必要教材として毎回そろえること。用意が難しい場合は事前に教員に相談すること。
2.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 古文入門 歴史的かなづかいの特徴を理解できる。
2週 古文入門・説話 『今昔物語集』の説話を読み、人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
3週 平安期の古典・歌物語 『伊勢物語』およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明できる。
4週 平安期の古典・歌物語 『伊勢物語』を読み、そこに描かれたものの見方を理解し、自分の意見を述べることができる。
5週 平安期の古典・日記文学 『土佐日記』を読み、そこに描かれたものの見方を理解し、自分の意見を述べることができる。
6週 平安期の古典・和歌文学 和歌に描かれたものの見方を理解し、自分の意見を述べることができる。
7週 平安期の古典・和歌文学 和歌に描かれたものの見方を理解し、自分の意見を述べることができる。
8週 平安期の古典・文学史1 平安期の代表的な古典文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解した上で、専門の分野に関する用語・類義語・対義語を思考や表現に活用し、説明できる。
4thQ
9週 平安期の古典・文学史2 平安期の代表的な古典文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解した上で、専門の分野に関する用語・類義語・対義語を思考や表現に活用し、説明できる。
10週 鎌倉期の古典・軍記物語 『平家物語』を読み、そこに描かれたものの見方を理解し、自分の意見を述べ、根拠に基づいて議論し、相手の立場や考えを尊重しつつ、視点の理解に努め、集団をとしての思いや考えをまとめることができる。
11週 鎌倉期の古典・軍記物語 『平家物語』を読み、そこに描かれたものの見方を理解し、自分の意見を述べ、根拠に基づいて議論し、相手の立場や考えを尊重しつつ、視点の理解に努め、集団をとしての思いや考えをまとめることができる。
12週 鎌倉期の古典、文学史 鎌倉期の代表的な古典文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解した上で、専門の分野に関する用語・類義語・対義語を思考や表現に活用し、説明できる。
13週 漢文:概説 漢文特有の語彙・語法を理解できる。常用漢字の音訓を正しく使い、書くことができる。類義語・対義語・故事成語・慣用句を自らの言語活動において正しく活用できる。
14週 漢文:史書・思想(諸子百家) 史書や諸子百家の思想について、そこに述べられたものの見方を理解し、自分の意見を述べることができる。
15週 知識の総確認 和漢の代表的な古典文学作品およびその関係人物などについての知識をもとに、専門の分野に関する用語・類義語・対義語を思考や表現に活用し、説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。1後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後14
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。1後2,後13
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1後8,後9,後12,後13,後15
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1後13
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。1後8,後9,後12,後15
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。1後10,後11
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1後10,後11
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1後10,後11
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後14
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる1後15
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2後15
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。1後15
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2後15
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。1後15
事実をもとに論理や考察を展開できる。1後15
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。1後15

評価割合

試験提出物小テスト授業態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05050000100
基礎的能力05050000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000