電子機械基礎実習

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電子機械基礎実習
科目番号 2021-378 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 LEGO MINDSTORMS NXT,演習室PC
担当教員 牛丸 真司

到達目標

モータ等のハードウェア制御のプログラミングができ、それらの動作を検証できること。
使用するセンサ・アクチュエータの原理、割込みやスケジューリングなどOSの基本機能について理解すること。
チーム課題をとおして組込みシステムのソフトウェア開発を経験すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
モータ等のハードウェア制御のプログラミングができ、それらの動作を検証できることハードウェア制御のプログラム実装とそれらの動作検証を行い、改良できることハードウェア制御のプログラム実装とそれらの動作検証ができるハードウェア制御のプログラム実装とその動作の検証ができない
使用するセンサ・アクチュエータの原理、割込みやスケジューリングなどOSの基本機能について説明できることセンサ・アクチュエータの原理、割込みやスケジューリングなどOSの基本機能について十分に説明できるセンサ・アクチュエータの原理、割込みやスケジューリングなどOSの基本機能についてある程度に説明できるセンサ・アクチュエータの原理、割込みやスケジューリングなどOSの基本機能についてジュ分に説明できない
チーム課題の開発に貢献できることチーム課題の開発に十分に貢献できるチーム課題の開発に一定程度貢献できるチーム課題の開発にほとんど貢献できない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電子機械および機器を、マイコンを用いてソフト的に制御するための基礎とその実装方法を学習する。
本科目では LEGO MINDSTORMSに各種センサ・アクチュエータを接続し、単体またはそれらを組み合わせた動作を実現する。
また、使用するセンサ・アクチュエータの原理、割込みやスケジューリングなどOSの基本機能についても学習する。
授業の進め方・方法:
LEGO MINDSTORMS NXTを用い、ハードウェア制御のプログラミング能力と、組込みソフトウェア開発の基礎を習得する。
後半の数回は前半で習得したことを基礎にチームでの共同でシステム開発に取り組み、チーム開発のの経験を積む。
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。
2.コロナの関係で実施内容と評価割合を変更する場合があります。その場合は事前に案内します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、MINDSTORMSの説明、部品チェック 授業全体の構成を理解することができる。LEGO MINDSTOMS
について説明できる。部品チェックを行うことができる。
2週 標準走行体の組み立てとモータ制御 標準走行体の組み立て、モータ制御を行うことができる。
3週 ロータリーエンコーダを用いた走行制御 ロータリーエンコーダを用いた走行制御行うことができる。
4週 タッチセンサ タッチセンサを用いて動作状態を切り替えることができる。
5週 超音波センサによる距離計測 超音波センサによる距離計測行うことができる。
6週 Bluetooth 通信 2台の機体間でBluetooth 通信によりデータの送受信を行うことができる。
7週 OILファイル(マルチタスクの概念) OSEK の OIL ファイルについて理解rできる。
8週 マルチタスクプログラミング マルチタスクプログラミングの概念を説明することができる。
4thQ
9週 チーム課題に関する説明
チーム分け
チーム課題を理解し、システムを課題に即して検討することができる。
10週 チーム課題に対するシステム提案 チーム課題に対して開発するシステムを提案できる
11週 システムの実現 提案したシステムを実現できる
12週 システムの実現 提案したシステムを実現できる
13週 システムの実現 提案したシステムを実現できる
14週 システムの実現 提案したシステムを実現できる
15週 チーム課題の発表 実現したシステムを発表することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。2後9
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。2後11
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。3後2
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。3後2
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。2後10,後11,後12,後13,後14,後15
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2後10,後11,後12,後13,後14,後15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

基礎課題チーム課題確認試験授業姿勢合計
総合評価割合4535155100
基礎的能力00000
専門的能力452015080
分野横断的能力0150520