到達目標
(1)実験書を読み,内容を正確に把握できる
(2)必要に応じてメモをとりながら指示を聞き,指示内容を的確に把握することができる
(3)計画的に時間を使い,時間内に作業を終えることができる
(4)整理整頓を意識しながら,作業と片付けを行なうことができる
(5)必要な事項を時間内に簡単な報告書にまとめ,提出することができる
(6)チームで協力して課題をクリアすることができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験書を読み,内容を正確に把握できる | 実験書を読み,内容を把握できる | 実験書の内容から内容を把握できない |
評価項目2 | 必要に応じてメモをとりながら指示を聞き,指示内容を的確に把握することができる | 指示内容を的確に把握することができる | 指示内容を的確に把握することができない |
評価項目3 | 計画的に時間を使い,時間内に作業を終えることができる | 時間内に作業を終えることができる | 時間内に作業を終えることができない |
評価項目4 | 整理整頓を意識しながら,作業と片付けを行なうことができる | 整理整頓を意識しながら,作業ができる | 整理整頓ができない |
評価項目5 | 必要な事項を時間内に簡単な報告書にまとめ,提出することができる | 必要な事項を報告書にまとめ,提出することができる | 必要な事項を報告書にまとめ,提出することができない |
評価項目6 | チームで協力して課題をクリアすることができる | 課題解決に向けてチームで協力することができる | 課題解決に向けてチームで協力することができない |
学科の到達目標項目との関係
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2
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【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5
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教育方法等
概要:
本授業では、与えられた課題と制約のもと、チーム単位で、ダーツ発射システムを企画・設計・製作することを通して、エンジニアリングデザイン能力を涵養する。また、作業報告書やシステム提案書等、ドキュメントの作成を重視し、ドキュメントが品質、安全、技術の蓄積・進歩に大きく関わっていることを理解する。さらに、パーツ管理を通じて、ものづくりに大切な「整理・整頓」を意識した実験を行い、パーツ管理の大切さを知る。
授業の進め方・方法:
PBL(Project/Problem Based Learning)型の実験、及び一つのテーマに沿った電子制御基礎実験を行う。
PBLではメカトロダーツロボットの作製を行い、ダーツ競技会を実施する。具体的な課題を設定し(本実験ではダーツ競技会での優勝)、課題解決という目標に向かって、チームで協力しながら学習していく。ルール説明や標準機の開発方法等、基本的な事項については説明があるものの、あくまで学生自ら自主的に学習して授業の準備・進行をする。
電子制御基礎実験では、抵抗の測定を行い、実験における誤差の取り扱い、及び実験レポートの書き方について学ぶ。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
PBL ~メカトロダーツ~ チーム分け・パーツチェック |
実験機器のパーツ確認をすることができる。
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2週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 標準機製作(レゴ) |
ダーツ発射部をレゴ部品を用いて製作することができる。
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3週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 標準機製作(メカニクス) |
機械要素部品を用いてダーツシステムの旋回部を製作することができる。
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4週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 標準機製作(ソフトウェア) |
ダーツ発射システムのプログラムを作成することができる。
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5週 |
PBL ~メカトロダーツ~ アイディア出し |
ブレインストーミング法を用いて、ダーツシステムの改良アイディアを出すことができる。
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6週 |
PBL ~メカトロダーツ~ システム提案 |
アイディアに沿ってシステム提案をまとめることができる。
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7週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 班別作業① |
アイディアに沿ってシステム開発をすることができる。
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8週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 班別作業② |
アイディアに沿ってシステム開発をすることができる。
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4thQ |
9週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 班別作業③ |
アイディアに沿ってシステム開発をすることができる。
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10週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 班別作業④ |
アイディアに沿ってシステム開発をすることができる。
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11週 |
PBL ~メカトロダーツ~ 競技会 |
ダーツシステムを用いて競技会に参加することができる。
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12週 |
実験のまとめ・レポート作成 |
学習内容について振り返り、レポートにまとめることができる。
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13週 |
電子制御基礎実験1 |
中位抵抗の測定について正しい測定法でデータの取得ができる。
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14週 |
電子制御基礎実験2 |
結果をグラフに描き、理論と実験の比較を通じた考察を行うことができる。
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15週 |
電子制御基礎実験3 |
結果をレポートにまとめ、期限内に提出することができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。 | 2 | |
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。 | 2 | |
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。 | 1 | |
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。 | 1 | 後2,後3,後4,後12,後13,後14 |
チームワークとリーダーシップ | チームワークとリーダーシップ | チーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。 | 2 | |
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。 | 2 | |
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。 | 2 | |
評価割合
| 電子制御基礎 | PBL班別活動 | PBL競技会 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 60 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 20 | 0 | 30 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 10 | 40 | 10 | 60 |