基礎数学Ⅲ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 基礎数学Ⅲ
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 新基礎数学(大日本図書)/ 新基礎数学問題集(大日本図書)、新編 高専の数学1 問題集(森北出版)
担当教員 黒澤 恵光

到達目標

一般角の概念が理解でき、弧度法と度数法の変換ができる。三角関数の性質・周期を理解でき、グラフを描くことができる。加法定理を理解でき、その応用ができる。基本的な順列と組合せの計算ができる。二項定理を理解でき、計算へ応用できる。等差数列、等比数列を理解でき、これらの数列の和を求めることができる。帰納法を用いて命題を証明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1右の標準的な到達レベルに加えて、その内容の応用問題 (新基礎数学問題集の STEP UP 程度の問題) も解くことができる。一般角の概念が理解でき、弧度法と度数法の変換ができる。三角関数の性質・周期を理解でき、グラフを描くことができる。加法定理を理解でき、その応用ができる。一般角の概念が理解できず、弧度法と度数法の変換ができない。三角関数の性質・周期を理解できず、グラフを描くこともできない。加法定理を理解できず、その応用もできない。
評価項目2右の標準的な到達レベルに加えて、その内容の応用問題 (新基礎数学問題集の STEP UP 程度の問題) も解くことができる。基本的な順列と組合せの計算ができる。二項定理を理解でき、計算へ応用できる。等差数列、等比数列を理解でき、これらの数列の和を求めることができる。帰納法を用いて命題を証明できる。 基本的な順列と組合せの計算ができない。二項定理を理解できず、計算へ応用もできない。等差数列、等比数列を理解できず、これらの数列の和を求めることもできない。帰納法を用いて命題を証明できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期の基礎数学Ⅱに引き続いて行われる授業である。角の概念を一般化させた一般角における三角比の拡張。すなわち三角関数を学ぶ。三角関数の定義、性質を取り扱い、そのグラフの特徴を学び、さらに重要な加法定理とその応用を学ぶ。その後、数列と場合の数を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行う。また、適宜、課題を出し、小テストを行う。課題は締切を守って提出すること。
注意点:
1. 試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2. 授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 教育目標・授業概要・評価方法等の説明、一般角、一般角の三角関数 一般角の三角関数の定義を理解でき、その値を求めることができる。
2週 弧度法、三角関数の性質(1) 弧度法の定義を理解でき、度と弧度の単位の変換ができる。三角関数の性質を理解でき、それを用いて問題を解くことができる。
3週 三角関数の性質(2)、三角関数のグラフ(1) 三角関数の性質を理解できる。三角関数のグラフを描くことができる。周期の定義を理解できる。
4週 三角関数のグラフ(2) 三角関数のグラフを描くことができる。三角関数の方程式・不等式を解くことができる。
5週 演習、加法定理 今まで習った基本的な問題を解くことができる。加法定理を用いて、三角関数の値を求めることができる。
6週 加法定理の応用(1) 加法定理から、2倍角の公式、半角の公式、和積の公式を導くことができる。これらの公式を用いて、問題を解くことができる。
7週 加法定理の応用(2)、演習 三角関数の合成ができる。今まで習った基本的な問題を解くことができる。
8週 後期中間試験とその解説 試験の間違いを直すことができる。
4thQ
9週 場合の数、順列 簡単な場合の数を求めることができる。順列の定義を理解でき、その問題を解くことができる。
10週 組合せ、いろいろな順列 組合せの定義を理解でき、その問題を解くことができる。いろいろな順列の問題を解くことができる。
11週 二項定理、演習 二項定理を用いて、式を展開することができる。今まで習った基本的な問題を解くことができる。
12週 数列、等差数列 数列の定義を理解できる。等差数列の定義を理解でき、その一般項と和を求めることができる。
13週 等比数列、いろいろな数列の和(1) 等比数列の定義を理解でき、その一般項と和を求めることができる。シグマ記号を正しく使うことができる。
14週 いろいろな数列の和(2)、漸化式 シグマ記号の性質と公式を理解でき、それらを用いて問題を解くことができる。漸化式の定義を理解でき、漸化式から一般項を求めることができる。
15週 数学的帰納法、演習 数学的帰納法を用いて、証明問題を解くことができる。今まで習った基本的な問題を解くことができる。
16週 学年末試験とその解説 試験の間違いを直すことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題、冬休み明け試験、小テスト合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100