UNIX入門

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 UNIX入門
科目番号 0039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Linuxコマンドブック ビギナーズ 川口拓之、田谷文彦、三澤明 SBクリエイティブ
担当教員 小谷 進

到達目標

UNIX OSの概要を理解し、基本的なコマンド群を利用できるようになる。
UNIXの基本的なコマンドによって、ファイルの操作ができるようになる。
UNIXの標準的なアプリケーションソフトウェアが利用できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
UNIXコマンドの使用適切なコマンドをオプションを付加してファイルの操作ができる適切なコマンドを使用してファイルの操作ができる適切なコマンドを使用してファイルの操作ができない
ファイルシステムの理解ディレクトリの構造を理解し、ファイルの所在地を絶対パス・相対パスのいずれの方法でも標記できるディレクトリ構造を理解し、ファイルの所在地を標記できるディレクトリの構造が理解できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
UNIX系OSは、ネットワークサーバやソフトウェア開発、科学技術計算プラットフォームの基本ソフト(オペレーティングシステム)として広く利用されている。最近では、個人利用のPC用OSとしても利用されている。
本科目では本学総合情報センターの提供するLinux環境を利用して、UNIX OSの基本的なコマンドによるファイル操作とUNIX上で動作する標準的なアプリケーションソフトウェアを利用できるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
情報処理演習室において実施する。
UNIXの操作方法における基本的なコマンドについて、講義時間の前半は説明を行い、後半は実際にUNIXシェル上にてコマンドを実行する。また、各回のテーマに即した練習課題を行いコマンドの使い方について習熟する。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、メールソフト Linux版thunderbirdを使って、課題メールが提出できる。
2週 ターミナル、ファイルの操作 シェルにログインできる、ファイル操作ができる。
3週 ファイルシステム ディレクトリ構造について理解し、カレントディレクトリの変更ができる。
4週 ファイルシステム 相対パスと絶対パスの違いについて理解し、カレントディレクトが変更できる。
5週 入出力 標準入出力を用いて、ファイルの操作ができる。ワイルドカードを使ったディレクトリ一覧を行うことができる。
6週 保護モード ファイルシステムの権限設定について理解し、権限設定を変更できる。
7週 エディタ viエディタを用いてテキストファイルを編集できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 答案返却 中間試験の解説
10週 グラフ作成 GnuPlotを使ってグラフの作成データファイルからグラフ作成)できる。
11週 グラフ作成 GnuPlotを使ってグラフの作成(関数からのグラフ作成)できる。
12週 組版 TeXによる組版ができる。
13週 ネットワーク ネットワークで繋がれた他の計算機を遠隔操作(SSH, telnet)、ファイルの転送(sFTP, scp)ができる。
14週 シェルスクリプト コマンドを連続実行してするスクリプトファイルの作成ができる。
15週 期末試験にむけた総合的なおさらい
16週 期末試験の返却と解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000