工業力学

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 工業力学
科目番号 0042 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 末益博志 他著「工学系の力学」実教出版、(参考図書)入江敏博 他著「工業力学」理工学社
担当教員 大庭 勝久

到達目標

微積分学やベクトル、物理学の知識を基礎にして、機械の静的および動的な運動を定量的に扱い、解析することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微積分学やベクトル、物理学の知識を基礎にして、複雑な静的および動的運動を定量的に扱い、解析することができる微積分学やベクトル、物理学の知識を基礎にして、簡単な静的および動的運動を定量的に扱い、解析することができる微積分学やベクトル、物理学の知識を基礎にして、機械の静的および動的な運動を定量的に扱い、解析することができない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
運動の法則や原理を学ぶと共に、それらを用いて実際の工学的問題を解決するための素養を身につける。主な講義内容は、力と力のモーメント、分布力、運動学の基礎、質点および剛体の運動である。
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に、適宜演習問題に取り組む。演習中は周囲の人と議論・討論することを認めるので、積極的に教え合い議論すること。適宜、レポート課題を課すので、翌週の授業の開始時に提出すること。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス 工業力学とは
2週 第1章 工業力学の基礎 工学系の力学を学ぶための準備、力学に表れる重要な物理量と単位
3週 第2章 力と力のモーメント(1) 力、力のモーメント
4週 第2章 力と力のモーメント(2) 偶力のモーメント、力と力のモーメントのつりあい
5週 第2章 力と力のモーメント(3) さまざまな支持方法によるつりあいの問題(支持点の力)
6週 第2章 力と力のモーメント(4) さまざまな支持方法によるつりあいの問題(骨組み構造)
7週 演習問題
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 第3章 分布した力(1) 分布力と等価集中加重
10週 第3章 分布した力(2) 重力と重心(1)
11週 第3章 分布した力(3) 重力と重心(2)
12週 第3章 分布した力(4) 面に分布した力(1)
13週 第3章 分布した力(5) 面に分布した力(2)
14週 演習問題
15週 前期期末試験
16週 試験答案の返却と解説
後期
3rdQ
1週 第4週 運動学の基礎(1) 点の平面運動
2週 第4週 運動学の基礎(2) 円運動
3週 第4週 運動学の基礎(3) 相対運動と拘束
4週 第5章 質点の運動と運動方程式(1) 運動方程式
5週 第5章 質点の運動と運動方程式(2) 座標系と運動方程式
6週 第5章 質点の運動と運動方程式(3) 運動方程式の応用
7週 演習問題
8週 後期中間試験
4thQ
9週 第6章 剛体の運動(1) 試験答案の返却と解説、剛体の運動の記述
10週 第6章 剛体の運動(2) 慣性モーメントの計算
11週 第6章 剛体の運動(3) さまざまな剛体の運動
12週 第7章 運動量と仕事・エネルギー(1) 運動量と力積
13週 第7章 運動量と仕事・エネルギー(2) 仕事・動力とエネルギー
14週 第7章 運動量と仕事・エネルギー(3) 力学的エネルギー保存の法則
15週 後期期末試験
16週 試験答案の返却と解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000