工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 工学実験Ⅰ
科目番号 2018-453 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 吉野 龍太郎,長縄 一智,長谷 賢治,芹澤 弘秀,横山 直幸

到達目標

1.作業内容と役割を把握して行動し、担当業務の進捗状況を他者に報告できる。(E1-3)
2.実験方法、実験結果、考察等を第三者に情報(報告書)として簡潔に判りやすく伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 作業内容と役割を把握して行動し、自分の担当業務の進捗状況を報告できる。(E1-3)□チームとして行う作業内容とその中での自分の役割を明確かつ詳細に説明でき、自分の担当業務の進捗状況を報告できる(作業状況報告書の評価が9点以上)。□チームとして行う作業内容とその中での自分の役割を明確に説明でき、自分の担当業務の進捗状況を報告できる(作業状況報告書の評価が6点~8点)。□チームとして行う作業内容とその中での自分の役割をうまく説明できず、自分の担当業務の進捗状況を報告できない(作業状況報告書の評価が6点未満)。
評価項目2 実験方法、実験結果、考察等を第三者に情報(報告書)として簡潔に判りやすく伝えることができる。□実験方法、実験結果、考察等を報告書として簡潔に判りやすくまとめることができ、十分な考察を行うことができる(実験レポートの評価が76点以上)。□実験方法、実験結果、考察等を報告書として簡潔に判りやすくまとめることができる(実験レポートの評価が54点~75点)。□実験方法、実験結果、考察等を報告書として簡潔にまとめることができず、記載内容が不十分である(実験レポートの評価が54点未満)。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (E1) 説明 閉じる
実践指針のレベル (E1-3) 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
クラス全員が次の5種類の工学実験を定められた期間に順次実施し、報告書を作成する。1.電気・電子工学実験(テスタとオシロスコープに関する実験)、2.制御工学実験(モデリング、シミュレーション)、3.ロボット工学実験(DC モータの制御)、4.計測制御システム実験(計測制御システムに関する実験)、5.生体計測システム構築実験(生体脈波計測)。
授業の進め方・方法:
クラス全員が次の5種類の工学実験を定められた期間に順次実施し、報告書を作成する。1.電気・電子工学実験(テスタとオシロスコープに関する実験)、2.制御工学実験(モデリング、シミュレーション)、3.ロボット工学実験(DC モータの制御)、4.計測制御システム実験(計測制御システムに関する実験)、5.生体計測システム構築実験(生体脈波計測)。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、電気・電子工学実験 学習・教育目標、授業概要、スケジュール、評価方法と基準等の説明、安全教育、テスタに関する実験
2週 電気・電子工学実 オシロスコープに関する実験II
3週 電気・電子工学実 オシロスコープに関する実験II
4週 制御工学実験 モデリング、シミュレーション
5週 制御工学実験 モデリング、シミュレーション
6週 制御工学実験 モデリング、シミュレーション
7週 ロボット工学実験 DCモーターについて
8週 ロボット工学実験 DCモーターについて
4thQ
9週 ロボット工学実験 DCモーターについて
10週 計測制御システム実験 計測制御システムに関する実験
11週 計測制御システム実験 計測制御システムに関する実験
12週 計測制御システム実験 計測制御システムに関する実験
13週 生体計測システム構築実験 生体脈波計測(光計測、ノイズ除去、SN比)
14週 生体計測システム構築実験 生体脈波計測(光計測、ノイズ除去、SN比)
15週 生体計測システム構築実験 生体脈波計測(光計測、ノイズ除去、SN比)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。4
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。4
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。4
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。4
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。3
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。3
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。3
インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。3
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。3
論理回路の動作について実験結果を考察できる。4
ディジタルICの使用方法を習得する。4
情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。4
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。3
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。3
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。3
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。3
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4

評価割合

作業状況報告書相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10900000100
基礎的能力0000000
専門的能力10900000100
分野横断的能力0000000