メカトロニクス

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 メカトロニクス
科目番号 2019-461 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 絵ときでわかるロボット工学 第2版(川嶋健嗣・只野耕太郎)
担当教員 大久保 進也,横山 直幸

到達目標

力学と電気回路を基本に各構成要素の機能と仕組みを理解し応用できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 剛体の運動方程式が作成できる(C3-3)□運動方程式を導出でき、解を求めることができる□運動方程式を導出できる□運動方程式を導出できない
評価項目2 電気回路の方程式が作成できる(C3-3)□回路方程式を導出でき、解を求めることができる□回路方程式を導出できる□回路方程式を導出できない
評価項目3 電気素子、機械要素の動作を説明できる(C3-3)□ダイオード、トラン スタ、オペアンプ、減速機、エンコーダ、モータの動作を説明でき、物理量を求めることができる。□ダイオード・トランジスタ、、オペアンプ、減速機、エンコーダ、モータの動作を説明できる。□ダイオード・トランジスタ、、オペアンプ、減速機、エンコーダ、モータの動作を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電子と機械の融合システムであるメカトロニクスを構成する要素と機能について講義する。
授業の進め方・方法:
電子と機械の融合システムであるメカトロニクスを構成する要素と機能について講義する。
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。
2.中間試験を授業時間内に実施することがあります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 メカトロニクスとは 概要
2週 基礎数学 三角関数 ベクトル 微分積分
3週 基礎力学      力のつりあい 慣性モーメント
4週 基礎力学 剛体の運動方程式
5週 機械要素 ベアリング,減速機,バネ,ダンパ
6週 アクチュエータ 油圧・空気圧アクチュエータ
7週 演習問題解説Ⅰ 力学
8週 まとめ まとめ
4thQ
9週 電気回路 抵抗,コイル,コンデンサ
10週 電子回路 ダイオード,トランジスタ,演算増幅器,マイコン
11週 電気要素・アクチュエータ スイッチ,リレー,ソレノイド,トランス,電動モータ
12週 センサ エンコーダ、ポテンショメータ、ひずみゲージ、近接センサ
13週 制御 シーケンス制御、プログラム制御,フィードバック制御
14週 演習問題解説Ⅱ 機械電機要素・センサ・アクチュエータ
15週 まとめ 授業アンケート等
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。3後3
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。3後3
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。3後3
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。3後3
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。3後3
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。3後3
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。3後3
速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。3後4
加速度の意味を理解し、等加速度運動における時間と速度・変位の関係を説明できる。3後4
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。3後4
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。3後4
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。3後4
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。3後4
向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、計算できる。3後4
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。3後4
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。3後4
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。3後5
電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4後9
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4後9
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4後9
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4後9
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。3後9
電子回路ダイオードの特徴を説明できる。3後10
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。3後10
演算増幅器の特性を説明できる。3後10
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。3後10

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000
0000000