到達目標
1.生体物性の基礎を理解し、生体組織の物理的性質について説明できる。
2.生体信号の計測と処理の方法を理解し、説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.生体物性の基礎を理解し、生体組織の物理的性質について説明できる。 | 生体物性の基礎を十分に理解しており、生体組織の物理的性質について詳しく説明できる。 | 生体物性の基礎を理解しており、生体組織の物理的性質について要点を説明できる。 | 生体物性の基礎を理解しておらず、生体組織の物理的性質について説明できない。 |
2.生体信号の計測と処理の方法を理解し、説明できる。 | 生体信号の計測と処理の方法を十分に理解しており、それを詳しく説明できる。 | 生体信号の計測と処理の方法を理解しており、その要点を説明できる。 | 生体信号の計測と処理の方法を理解しておらず、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3
説明
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教育方法等
概要:
医用工学は、医学と工学の境界領域にあって、工学的な技術や理論、考え方を広く医学・医療全般に応用する学際的学問分野である。関係する工学は、電気・電子工学、機械工学、材料工学、情報工学など広い工学領域を含む。本講義では、生体物性と医療計測に関する工学系技術の基礎を学び、工学技術者として学際分野へ展開するための素養を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行い、適宜、課題レポートを課す。
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。
2.中間試験を授業時間内に実施することがあります。
3.中間試験35%、期末試験35%、レポート20%、授業態度10%で評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
境界領域としての医用工学を理解できる。
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2週 |
生体物性1 |
生体物性の必要性を説明できる。
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3週 |
生体物性2 |
電気的な性質(1):基本的な電気現象を理解できる。
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4週 |
生体物性3 |
電気的な性質(2):回路要素の基礎を理解できる。
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5週 |
生体物性4 |
電気的な性質(3):生体と回路要素の関係を説明できる。
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6週 |
生体物性5 |
電気的な性質(4):生体の受動的電気特性を説明できる。
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7週 |
生体物性6 |
電気的な性質(5):生体の能動的電気特性を説明できる。
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8週 |
生体物性7 |
機械的な性質(1):応力とひずみを説明できる。
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4thQ |
9週 |
生体物性8 |
機械的な性質(2):粘弾性の基本モデルを説明できる。
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10週 |
生体物性9 |
機械的な性質(3):生体に関する流体の基礎を説明できる。
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11週 |
生体物性10 |
音波・超音波に対する生体の性質を説明できる。
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12週 |
生体信号と処理1 |
生体信号の種類・特徴と計測の基礎について説明できる。
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13週 |
生体信号と処理2 |
波形解析に必要な数学を説明できる。
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14週 |
生体信号と処理3 |
診断装置での数学の応用を説明できる。
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15週 |
計測・診断にかかわる医用機器 |
生体の電気現象の計測方法を説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | レポート | 授業態度 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 35 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 35 | 20 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |