設計工学

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 設計工学
科目番号 2020-417 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材  「商品開発の流れと設計のポイント」 メーカ就職希望の理工系学生のために 長縄一智著 日本工業出版
担当教員 長縄 一智

到達目標

(1)ものづくりに携わる組織とその役割について説明できる。
(2)商品開発業務の流れについて説明できる。
(3)高品質な商品設計の基本となる、ハード、ソフト、メカについて、そのポイントが説明できる。
(4)環境や安全に配慮した商品設計とはいかにあるべきかについて説明できる。(C3-3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 ものづくりに携わる組織とその役割について説明できる。□ものづくりに携わる組織とその役割について、企業の規模や業界の特性を踏まえた説明ができる。□ものづくりに携わる組織とその役割について、概略説明できる。□ものづくりに携わる組織とその役割について、ほとんど説明できない。
評価項目2 商品開発業務の流れについて説明できる。□商品開発業務の流れについて企業の規模や業界の特性を踏まえた説明ができる。□商品開発業務の流れについて概略説明ができる。□商品開発業務の流れについてほとんど説明できない。
評価項目3 高品質な商品設計の基本となる、ハード、ソフト、メカについて、そのポイントが説明できる。□商品設計において、そのハード、ソフト、メカの設計ポイントについて要求品質や業界特有の特性に応じた説明が出来る。□商品設計において、そのハード、ソフト、メカの設計ポイントについて、概略説明が出来る。□商品設計において、そのハード、ソフト、メカの設計ポイントについてほとんど説明が出来ない。
評価項目4 環境や安全に配慮した商品設計とはいかにあるべきかについて説明できる。(C3-3)□商品設計者が知っておくべき、環境、安全設計がいかにあるべきかについて、地域や業界特性を踏まえた上での説明ができる。□商品設計者が知っておくべき、環境、安全設計がいかにあるべきかについて概略説明ができる。□環境や安全に配慮した商品設計がいかにあるべきかについてほとんど説明できない。

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (C3) 説明 閉じる
実践指針のレベル (C3-3) 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
以下の3項目について、企業にて機器設計・開発の実務やマネジメント経験のある担当教員から学ぶ。
1.ものづくりに携わる組織とその役割
2.商品開発業務の流れ
3.商品設計のポイント
授業の進め方・方法:
教科書に沿って、遠隔講義形式にて進める。但し、授業時間との関係で、教科書の複数の章は講義を割愛する。なお、試験は期末試験1回のみとするが、場合により、レポート提出や小テストを実施することがある。(評点欄はレポート提出や小テストがない場合を想定したものであり、これらの実施により配点割合は変化することがある。この際の配点割合の詳細については授業中に説明する。)
注意点:
評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。

この科目は学修単位科目であり、30時間の対面授業を実施します。併せて15時間の事前学習・事後学習が必要となります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本プログラムの目的、授業の進め方、評価方法の説明
2週 もの作りに携わる組織と
その役割
商品開発業務の流れ
3週 もの作りに携わる組織と
その役割
製造部門との関わり
4週 もの作りに携わる組織と
その役割
営業部門との関わり
5週 もの作りに携わる組織と
その役割
技術スタッフとの関わり
6週 設計のポイント ノイズ対策設計①
7週 設計のポイント ノイズ対策設計②
8週 設計のポイント 温度設計①
4thQ
9週 設計のポイント 温度設計②
10週 設計のポイント 温度設計③
11週 設計のポイント 環境設計①
12週 設計のポイント 環境設計②
13週 設計のポイント 安全設計①
14週 設計のポイント 安全設計②
15週 コンプライアンスと倫理観
グローバルに活躍する技術者
技術者の倫理観、異文化適応力、グローバル競争
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3後13,後14
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3後15
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3後15
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3後15
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3後11,後12
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3後11,後12
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3後15
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3後5
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3後15
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3後15
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3後11,後12,後13,後14
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3後15
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3後15
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3後15
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。4後6,後7,後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000